ペルシャ猫の『スウィーティー』は、最愛の夫婦に囲まれて9歳になるまで幸せな生活を送っていました。しかし、人間のお母さんが亡くなり、人間のお父さんが養護施設に入らなければならなくなると、幸せな生活が突然終わりを迎えたのです。
夫婦を失ったスゥーティーは食べることを止め、自分の殻に閉じこもり、周りの人々に反応を示さなくなりました。その後、保護施設に連れてこらえたスウィーティーは、ガリガリにやつれていて、毛のツヤも完全に失われていたそうです。また、スタッフが近づくと、うなり声をあげて威嚇してきたそうです。
スウィーティーは死ぬほどの深い悲しみの中にいました。
スタッフは「スウィーティーに温かい家族を見つけてあげなければ」と強く感じ、以前ペルシャ猫を2匹引き取った里親さんに連絡をしました。里親さんはスウィーティーに興味を示しましたが、ちょうど長期の旅行に出ていたため、すぐに引き渡すことができませんでした。そこで、養育ボランティアの女性に世話をお願いしたところ、快く引き受けてくれたのです。
スウィーティーは、女性の家に着いてすぐに最初のお風呂に入りました。女性は威嚇してくるスウィーティーを抱き抱えながら、ツヤの無くなっていた毛を奇麗に洗い流してあげたのです。
女性はスウィーティーにたっぷりと愛情を注ぎました。するとスウィーティーは徐々にご飯を口にするようになり、次第に元気を取り戻していったのです。
そして、スウィーティーは再び愛情を示し始めました!
今まで身体に触ることを許さなかったスウィーティーが、ついに頭を撫でることを許してくれたのです。スウィーティーがすり寄ってくるようになると、女性はさらに恋に落ちました。
そして、スウィーティーが里親さんのところへ行く準備が整った後も、女性はスウィーティーを手放すことができなくなってしまったのです。
女性は保護施設の代表者にスウィーティーを引き取りたいと申し出ました。そして、正式な家族になったスウィーティーは、3匹の先住猫ともすぐに仲良くなったそうです。
こうして悲しみに暮れていたスウィーティーは、新しい家族との生活が始まりました。女性は満足そうにくつろぐスウィーティーを見ているだけで、自然と笑顔になるそうです。
そして昨日のこと。スウィーティーは女性の膝の上で、初めて身体を丸くしました。女性はその姿に、この上ない幸せを感じたそうです。
スウィーティーは優しい女性のおかげで、忘れかけていた愛を再び取り戻すことができました。これからもスウィーティーは、たくさんの愛情に包まれながら、いつまでも幸せに暮らしていくことでしょう。
出典:facebook.com