人生に、もふもふを。

何年もの厳しい野良生活を経て、ついに家の中に足を踏み入れた猫。体を治してもらうと、人生の新たな希望を見つける

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これまでに厳しい冬の寒さを何度も乗り越え、路上で頻繁に小競り合いをしながら命をつないできた茶トラの猫がいました。猫のことを心配した女性は食べ物を用意して、猫が少しでも安全に過ごせるように出来る限りのことをしました。

しかし、猫の耳の後ろに大きな怪我を見つけた時、女性は猫が自分の出来ること以上の助けを必要としていることに気づきました。その猫は何年もの間、設置された捕獲器を巧みに避け続けていましたが、地元の保護団体のスタッフ達は決して諦めていませんでした。

そして約2ヶ月前、猫はついに保護されて、長い間必要としていたケアを受けることができました。

野良生活を送る猫出典:thestraycatclub

長い野外での生活が猫に大きな負担をかけていました。猫の耳は他の動物達との喧嘩や耳ダニによって傷だらけになっていました。また全身の毛は汚れて絡まっていて、ノミやお腹の虫の駆除に加え、歯の治療も切実に必要としていました。

猫はある保護施設に入ることが決まっていましたが、FIV(猫免疫不全ウイルス感染症)が陽性だと判明すると、施設を利用することができなくなってしまいました。するとその話を聞いた保護団体『ザ・ストレイ・キャット・クラブ』が、行き場を無くした猫を受け入れることを申し出ました。「猫の写真を見て、私達は心が張り裂けそうになりました。私達は大きくてハンサムな猫のことが一目で好きになりました」と保護団体のスタッフが言いました。

保護された猫出典:thestraycatclub

その後、養育主さんの家で暮らし始めた猫は、慣れない環境に戸惑って、隅っこの方でずっとひとりで過ごしていました。しかし、丁寧なケアと栄養たっぷりの食事、そして養育主さんの忍耐によって、猫は体を休めることができるようになって、徐々に回復し始めました。猫はゆっくりと、でも確実に養育主さんのことを信頼していきました。

「猫は『バーティ』と名付けられました。彼は野良猫として6年以上命をつないできて、ついに室内生活を楽しむ準備が整いました。」

バーティはもう食べ物を漁ったり、隠れ場所を探したりする必要はありません。バーティは安全な家の中で、居心地の良いベッドと無限の食べ物を手に入れることができました。そのおかげでバーティの瞳からは徐々に恐怖の色が消えていき、家の中を好奇心の赴くままに探索するようになりました。

「バーティはとっても甘えん坊になって、膝の上で丸くなりながら頭を撫でられるのが大好きになりました。」

笑顔の猫出典:thestraycatclub

バーティは撫でられると全身を養育主さんに委ねて、まるで感謝の気持ちを伝えているかのように、部屋中を喉のゴロゴロ音で満たしました。さらに昼寝の達人になったバーティは、常に抱っこされる準備ができていて、いつも養育主さんのそばでくつろぐようになりました。

これまでにあらゆる困難を乗り越えてきたにもかかわらず、バーティは遊び心を失うことなく、今も心の中は子猫のような輝きを放っています。

まだ突然の動きや大きな物音には驚いてしまうこともありますが、愛情深い養育主さんの支えのおかげで、毎日少しずつ変わり続けているのです。

撫でられる猫出典:thestraycatclub

バーティは現在、次のステージに進む準備ができています。それは自分の殻を完全に破るのに必要な時間を惜しみなく与えてくれる、愛情深い家族を見つけることです。バーティは好きな時に丸くなってくつろぐことができる膝や、常に安心して過ごせる生涯の家を持つことを夢見ているのです。

幸せになった猫出典:thestraycatclub

こうしてバーティは野外でご飯の世話をしてくれた女性や保護団体のスタッフ達、そして献身的な養育主さんのおかげでここまで来ることができました。人間との生活に喜びを感じたバーティはきっと、この先もずっと温もりと安らぎ、そして尽きることのない愛情に満ちた幸せな毎日を送っていくことでしょう。

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