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家の下で独りぼっちで発見された幼い子猫。衰弱しきってミルクも飲めなかった子猫は、冒険好きの子猫へと生まれ変わる

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数ヶ月前、室内にいた住人が家の下から微かに聞こえてくる鳴き声に気づき、独りぼっちの小さな子猫の姿を発見して驚きました。

その後、母猫が戻ってくる気配が無かったため、住人は子猫を家の中に連れて帰って哺乳瓶でミルクを飲ませようとしましたが、子猫は衰弱しきっていてミルクを飲むことができませんでした。そこで地元の保護施設『シャトンズ・オルフランズ・モントリオール』に助けを求めました。

すぐに子猫の元に向かったスタッフ達は、子猫が切実に必要としている24時間体制の世話ができる経験豊富な養育主さんの元に連れて行きました。

『キックリー』と名付けられた子猫は体温が正常な状態に戻ると、徐々に食欲を取り戻していきました。養育主さんはキックリーの食事のスケジュールを守るために、キックリーを快適なキャリーに入れて外出先に連れて行きました。するとキックリーは自然と出かけることが大好きな子猫になったのです。

キックリーは授乳のたびにハグとお腹のナデナデを要求して、人間との触れ合いに温かさと安らぎを感じていました。

キックリーは体力が戻るにつれてさらに甘えん坊になって、養育主さんに寄り添いながら眠りに落ちていくことがよくありました。また生まれつき好奇心旺盛なキックリーは、出かけるたびに新しい光景に惹きつけられました。

そして自然とキックリーの冒険心が輝いて、養育主さんや猫の仲間がいるところにはどこへでも行きたがるようになったのです。

キックリーが離乳食に移行すると、成長が加速して、一気にエネルギーも増加しました。キックリーは養育主さんと一緒にピクニックや買い物、さらにオフィスへの旅も夢中になって楽しんでいました。

オフィスで過ごしている時のキックリーは、椅子の背もたれに腰を掛けて、まるで『監督』しているかのように部屋の中を見回していることがよくあります。また机の上で寝転がって、周りの人達がキーボードを叩く様子を興味深そうに眺めたりもしているそうです。

「キックリーは旅行が大好きな小さな冒険家で、車や自転車で公園に行くのも大好きです」と養育主さんが言いました。

個性豊かでヤンチャなキックリーは、欲しいものを確実に手に入れる方法を心得ています。またキックリーは一日を思いっきり遊ぶ時間と、養育主さんに寄り添う時間にしっかりと分けているそうです。

キックリーは街中を散歩して、時々養育主さんと一緒にアイスクリーム屋さんに寄ったりすることもあります。その時のキックリーはキャリーの上に登って、まるで自分の王国を見渡す女王様のように、身の回りの世界をじっくりと眺めているそうです。

好奇心旺盛なキックリーにとって、ペーパータオルや靴下、そして人間の爪先など、周りにあるもの全てがオモチャになります。またライオンの子供のように飛びかかったかと思うと、数秒後にはすっかり懐いていることもよくあるそうです。

「キックリーは愛情が欲しい時と欲しくない時がはっきりとしていて、いつも自分の思うように行動しています。彼女に何かを強制することはできませんが、彼女がその気になったら究極の甘えん坊になって、まるでバターのように膝の上でとろけます。」

キックリーは喜びと楽しさを絶え間なく与えてくれる愛らしい存在なのです。

「キックリーが遊び疲れて膝の上で丸まると、小さなトラクターのように喉を鳴らし始めます。そして私達の気を引きたい時は、私達の手に何度も頭突きをしてきます」と養育主さんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてキックリーは小さい寂しがり屋の子猫から、個性豊かで魅力溢れる若い猫へと成長しました。現在生後約5ヶ月のキックリーは、既に熟練の冒険家の心を持っていて、人間と一緒に過ごす時間を全身で楽しんでいるのです(*´ェ`*)
出典:chatonsorphelinsmontreallovemeow

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