レイモンド・マクナマラさんは最愛の猫『リリー』を連れて、アメリカ全土を旅していました。リリーは20歳の老猫で目と耳が不自由ですが、レイモンドさんと一緒に新しい場所を冒険するのが大好きでした。
しかし今年初め、南フロリダを訪れた時に行方不明になってしまったのです。
レイモンドさんは様々な場所を探しましたが、リリーの姿はありませんでした。レイモンドさんは動物保護団体や警察を回りましたが、結局リリーを見つけることができなかったのです。とても狼狽したレイモンドさんでしたが、リリーとの再会を決して諦めませんでした。
そんなレイモンドさんの話を聞いた保護団体『SSAR』は、リリーを見つけるための搜索隊を組織し、可能性のある場所を探しました。しかし、それでもリリーが見つからなかったため、レイモンドさんの心はさらに深い悲しみに包まれたのです。
それから2ヶ月後。
「私がFacebookを確認していると、ある女性から建設現場で迷子の猫を見つけたというメッセージが入っていました。私達は女性と何度かやりとりをして、それがリリーだと確信しました」とスタッフのキャシーさんは言いました。
老猫のリリーは2ヶ月もの長い間、太陽の熱や雨に耐え続けていました。キャシーさんはすぐにリリーを保護し、獣医さんのところへ連れて行き、健康な状態に戻したのです。そして、レイモンドさんが施設を訪れるまで、キャシーさん達はリリーの世話を続けました。
そしてついに、レイモンドさんとリリーは再会しました!
レイモンドさんは込み上げてくる感情を抑えきれず、思わず泣き出してしまいました。リリーは大好きなレイモンドさんをしっかりと覚えていて、すぐに頭を擦りつけてきたそうです。
「彼は感情が高ぶり、泣き崩れてしまいました。もうこれから先、絶対にふたりが離ればなれになることはないでしょう。リリーは彼の人生そのものです。」
レイモンドさんは再び最愛のリリーに会うことができて、心の底から幸せを感じていました。
ふたりの再会の様子はこちら。
レイモンドさんの姿から、どれだけリリーを愛しているかが伝わってきますね。
こうしてリリーは再びレイモンドさんの腕の中に戻ることができました。年齢を重ねたリリーがあとどれくらい生きられるかは分かりませんが、最期を迎える瞬間まで、大好きなレイモンドさんと一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう。