一酸化炭素は無色・無味・無臭のため、気付かないうちに私達の命を奪う恐ろしいものです。今回紹介する老夫婦も気付くのがもう少し遅れていたら、確実に一酸化炭素中毒で命を落としていました。そんな夫婦を助けたのが、長年一緒に暮らしてきた愛猫の『グレイシー』だったのです。
出典:cbsphilly
午前1時頃、ウィスコンシン州リーズバーグに住むアネット・シャナハンさんが目を覚ますと、身体の自由がきかず、方向感覚を失っているように感じました。すぐにベッドから起き上がったアネットさんは、ほとんど歩くことができず、ベッド横にある椅子に倒れ込んでしまいました。
この時すでに一酸化炭素が家の中にかなり充満していました。そんな中、グレイシーがある行動に出たのです。
「突然グレイシーがドアを何度もノックし始めました。ノックの音が異常に大きかったため、私はドアを叩くのを止めさせようと、ベッドから出ました。そして、左の方に目を向けると、妻が椅子のところで倒れていることに気付きました」とケビンさんが言いました。
グレイシーは夫婦の寝室に入ることができなかったため、危険を伝えるために寝室のドアを何度も強打していたのです。
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ケビンさんはほとんど呼吸ができませんでしたが、かろうじて消防署に電話をすることができました。
消防士がケビンさんの家に到着すると、家の中から危険なレベルの一酸化炭素が検出されました。後の調査で、温水器の故障で一酸化炭素が発生したことが分かったそうです。
何とか命の危機を乗り越えた夫婦は、「グレイシーがいなければ、私達は今頃ここにはいなかったでしょう」と話してくれました。
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こうして危険な状態に陥っていた夫婦は、グレイシーと駆けつけた消防士によって命を救われました。どうやらグレイシーはいつもたくさんの愛情を注いでくれる夫婦に、最高の恩返しをしたようです(*´ェ`*)
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