人生に、もふもふを。

元の家族が忘れられなくて、20kmもの道のりを歩いた猫。保護施設で優しい里親さんに迎えられ、新しい人生を歩み始める

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2月のこと、猫の『トビー』はずっと一緒だった家族によって、新しい家に連れて行かれました。家族はトビーとの生活を終わらせようとしていたのです。

一方のトビーは、どうして自分が別の家で暮らすことになったかが分かりませんでした。そのためトビーは新しい家から逃げることを決意したのです。

家を抜け出したトビーは約20kmもの距離を歩いて、ついに元の家へと辿り着きました。しかし、トビーの想いとは逆に、自分が帰って来たことを家族は喜んでくれませんでした。

「悲しいことに家族はトビーを保健所へと連れて行き、安楽死を望みました」と地元の保護施設『SPCA』のタラ・リンさんは言いました。

保健所はトビーの命を終わらせることを拒否し、代わりにリンさんに連絡を取りました。リンさんはすぐにトビーを施設に連れて帰ると、新しい家に行くための準備を整え始めたそうです。

「トビーはFIV(猫免疫不全ウイルス感染症)の検査で陽性反応が出ました。また上気道感染症も患っていました。彼の感染症の治療には、しばらく時間がかかりました。」

トビーにはもう家族がいませんが、スタッフ達の愛情に大きな喜びを感じていました。

「トビーはとてもフレンドリーな猫です。彼はただ誰かに愛されることを望んでいました。」

スタッフ達はトビーの話をSNSに書き込んで、里親探しを始めました。するとその投稿を見たミシェル・パケットさんが、すぐに施設に足を運んでくれたのです。

「ミシェルさんはトビーを迎えることに、全く躊躇しませんでした。彼女は仕事場でトビーのことを知って、すぐに駆けつけてくれました。」


優しいミシェルさんのおかげで、トビーの願いはついに叶いました。トビーは新しい家がとても気に入ったようで、新しい家族や2匹の先住猫と一緒に楽しい時間を過ごしているそうです。

「トビーはとても甘えん坊で、可愛らしくて、愛情深い猫です。彼はこの家で昔から住んでいたかのように、すぐに私達のベッドの上でくつろぎ始めました。彼はいつもリラックスしていて、枕の下で眠るのが大好きです」とミシェルさんは嬉しそうに話してくれました。

こうしてリンさんやミシェルさんによって新しい人生をスタートさせたトビーは、たくさんの愛情を感じながら幸せに暮らしています。トビーはこれからも優しい家族に囲まれながら、いつまでも温かい毎日を過ごしていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:SPCAwakea.cat.named.tobylovemeow

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