今から3年半前のこと。獣医のリックさんがテキサス州のガーランドで動物病院を開院しました。それからちょうど1ヶ月後のこと、地元の住民がデッキの下で発見した3匹の子猫を連れてきたのです。
最初は怖がっていた3匹ですが、リックさんやスタッフの優しさですぐに心を開きました。その後、無事に元気を取り戻した3匹は、そのまま病院で暮らすことになったのです。
3匹は『ラリー』『ロジャー』『カール』と名づけられました。3匹は兄弟ですが、それぞれに性格が違っています。
こちらがカール。3匹の中で一番クールで、思慮深さがにじみ出ています。
茶トラのラリーは、特に好奇心が旺盛で女性のハンドバッグから財布を盗み出すことも!
もう1匹の茶トラのロジャーは、とても面倒見のいい猫です。4週齢の子猫が来たときは、ちょっとドキドキしながらも、そばで見守ってあげていたそうです。
3匹は来院する動物達と接するのが大好きで、いつも誰かが病院に入ってくると様子を見に行きます。とても社交性のある3匹は犬や他の猫を怖がりません。また、ウサギやマウス、モルモットなどの小さな動物も決して傷つけたりしないそうです。
こちらは患者さんを落ち着かせようとするロジャーの姿です。
インコが来た時にはカールが歓迎してくれました。ちょっと怖い顔をしながら、インコをチェックします。
通院中の犬のアマンダとカールは、いつの間にか昼寝仲間になりました。
レントゲンの結果を待つ犬のリルビットに、ロジャーが優しく寄り添います。その姿はまるで「大丈夫だよ。心配しないで」と語りかけているようです。
ロジャーはいつも、不安な気持ちの患者さんを安心させようとします。患者さんが手術を待っている最中も、そばから離れようとしないのです。
でも食いしん坊のロジャーは、時々患者さんのご飯を盗み食いしてしまうことも! どうやら患者さん達には気づかれていないようです。
こちらはカールが薬の手配をしている様子です。3年半も病院に住んでいるため、どの薬が必要なのかを分かっているのかもしれませんね。
病院内で思い思いに過ごす3匹。その姿を見ていると、誰がこの病院を支配しているかがよく分かりますね♪
こうして幼い頃に保護された3匹の子猫は、動物病院になくてはならない存在になりました。どうやら病院に来る患者さん達も、3匹のおかげでとても安心できているようです。愛情深い3匹は、これから先もずっと、病気や怪我の動物達を癒し続けていくことでしょう♪
出典:facebook.com