約1ヶ月前、保護団体『テイルズ・ハイ』が野外で生まれた5匹の子猫達を保護しました。子猫達はみんな痩せていて、たくさんのケアと愛情を必要としていました。
そんな子猫達の話を聞いた養育ボランティアのペニー・リチャーズさんは、子猫達を自宅に迎え入れてすぐに世話を始めました。「子猫達の中には目が開かなくなっている子もいました。他の生後5週の子猫達と比べると、保護された子猫達はとても小さく、特にメスの子猫達は痩せ細っていました」とペニーさんが言いました。
「幸いなことに子猫達はみんな食欲が旺盛で、数日で体重が随分と増えました。」
細心のケアと治療によって、子猫達の目は綺麗になって体調も回復しました。「最初の夜はみんな内気でしたが、翌朝にはもう抱きしめられる準備ができていました。」
子猫達が元気を取り戻すと、すぐに自分達の殻を完全に破りました。子猫達は次々と寝床の外に出て、周囲を探索するようになりました。そして日を追うごとに個性が現れてきました。
「『ベクトレックス』と名付けた子猫は抱っこ好きの大人しい性格で、優しい男の子として目立っていました。また家に着いた時に一番元気だったのが『アタリ』でした。彼女はいつも飛び跳ねていて、他の子猫達もすぐに彼女の後に続きました。」
そんな中、ペニーさんは車のエンジンルームで見つかった小さな子猫についての連絡を受けました。独りぼっちで保護された子猫は別の養育主さんの元で過ごしていましたが、一緒に遊ぶことのできる友達を切実に必要としていました。
保護された車にちなんで『スバル』と名付けられた子猫は、エネルギーに満ち溢れていて、注目されるのが大好きでした。そんなスバルは大きな声で鳴きながらペニーさんの家に到着しました。
「スバルは走ることが大好きで、無邪気に遊び回りながらあらゆるものに飛びついています。彼は先に家に来ていた5匹の子猫達よりもほんの少し若いですが、毛が長かったため5匹と同じくらいの大きさに見えました。」
スバルはしばらくの間、5匹の子猫達の隣の部屋でひとりで過ごしていました。一方の子猫達はみんなでエネルギー全開で遊んだり、ペニーさんの膝の上を占領したりしながら楽しい日々を過ごしていました。
そして約10日後にスバルに病気が無いことが分かると、ついにスバルは子猫達との初対面を果たしました。スバルはすぐに子猫達に抱きしめられて、みんなに囲まれながら幸せそうに過ごし始めました。それはまるでスバルと子猫達がこれまでずっと一緒にいたかのようでした。
「子猫達はすぐにスバルを新しい兄弟として受け入れて、中でも『ニンテンドー』はいつもスバルの後を追うようになりました。ニンテンドーは新しい友達を作るのが大好きな優しい男の子です。一方のスバルも新しい家族ができて、大きな幸せを感じていました。」
「子猫達はお互いに飛び乗ったり、プロレスごっこをするのが大好きです。また私の膝の上で一緒に積み重なって、喉を鳴らしながらお昼寝するのも大好きです。子猫達の名前の由来になったゲーム機のように、子猫達は毎日何時間も楽しそうに遊んでいます。」
スバルは一気に5匹の新しい兄弟ができたことに大喜びして、完全に疲れ果てるまで走ったり転がったりしながら常に動き回っています。
「私が子猫部屋に入ると、みんなで一斉にゴロゴロと喉を鳴らし始めます。6匹の子猫達はみんなハグが大好きで、私が座るとすぐに膝の上に飛び乗ってきます」とペニーさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして少し前まで独りぼっちだったスバルは、ペニーさんの家で自分の居場所を見つけることができました。たくさん兄弟が周りにいることでスバルは常に楽しさを感じていて、大きな喜びに包まれているのです。
スバルはいつも元気いっぱいでエネルギーに満ち溢れていて、部屋中を走り回ったり、兄弟に飛びついたり、様々な場所に登ったりしています。特にペニーさんの足に登るのが大好きで、毎日を全力で楽しみながらすくすくと成長を続けているのです(*´ω`*)
出典:fosterkittenhq/lovemeow
This post was published on 2024/10/24