ある日、ツアーガイドのベギ・イシルさんがトルコで開催された第52回イスタンブール音楽祭に参加すると、一風変わった『ソリスト』が華々しくデビューする光景を目撃しました。
室内オーケストラ『フェスティバル・ストリングス・ルツェルン』の演奏者達がベートーヴェンの『田園』の演奏を始めると、1匹の猫がステージ上を闊歩し始め、スポットライトを独り占めして、観客の心を完全にとりこにしました。
「私達はその予想外の光景に思わず笑ってしまい、猫に大きな拍手まで送りました。それは本当に素敵な瞬間でした」とベギさんが言いました。
その猫がどこから来たのかは定かではありませんが、コンサートホールの敷地内には数匹の猫が暮らしているとベギさんは言います。猫達は毎日たくさんのご飯をもらっていて、寝床を与えられていて、そして何よりも大切にされていました。
「トルコの人達はみんな動物に優しくて、猫のことが大好きです。」
「その日は演奏したオーケストラのメンバーでさえ、主役の座を奪った猫に対して笑みを浮かべました。演奏者達はみんな、このような光景を目にすることができてとても嬉しかったと思います!」とベギさんが話してくれました(*´ω`*)
出典:bengiisilgokturk/thedodo