ある日、ノースカロライナ州のカーナーズビルにある図書館の外で、5匹の迷子の子猫達が見つかりました。子猫達のそばに母猫の姿はなく、子猫達はお母さんを探して鳴いていました。

子猫達を見つけた人は持っていた買い物袋に子猫達を入れて、近くの警察署へと連れて行きました。子猫達を受け取った警察官はすぐに地元の保護施設『ジュリエッツ・アニマル・レスキュー』に連絡をして、子猫達を助けることができるかを尋ねました。

その後、保護施設に運ばれた子猫達は、養育ボランティアのカサンドラ・メイモンさんの家で育てられることになりました。子猫達はとてもお腹を空かせていたため、カサンドラさんはすぐに哺乳瓶でミルクを飲ませ始めました。

その日の夜、ミルクでお腹を満たした子猫達は暖かいベッドで横になりました。しかし、子猫達はお母さんの温もりを強く求めていて、ずっと先住犬のウィニーや毛布にしがみついていたそうです。

そんな中、ジュリエッツ・アニマル・レスキューは別の保護施設『ダビッドソン・カウンティー・アニマル・シェルター』から助けが必要な母猫についての連絡を受けました。その母猫は大切な我が子を失い、混乱し、動揺し、心に痛みを感じていました。「母猫はミルクを出していましたが、それを飲む子猫がいませんでした」とスタッフが言いました。

スタッフは母猫にふさわしい場所を知っていたため、母猫を引き取って世話をすることを申し出ました。「私達は母猫を引き取り、5匹の子猫達に会わせてみることにしました。」

その後、カサンドラさんが母猫を子猫達の元に連れて行きました。すると子猫達の鳴き声を聞いた母猫が、すぐに隣で横になって、子猫達にミルクを飲ませ始めたのです。

出典：Juliets House Animal Rescue

母猫は子猫達にミルクを飲ませている間中ずっと、大きな音で喉を鳴らし続けていました。「彼女はとっても素晴らしいお母さんです。私達は全てが上手くいったことに大きな喜びを感じました。」

出典：Juliets House Animal Rescue

こうして大切な我が子を失った母猫は、迷子の子猫達と出会えたことで、幸せそうに喉を鳴らし始めました。一方の子猫達も再びお母さんの温もりを感じることができて、大きな幸せに包まれたのです。

お互いを必要としていた母猫と子猫達は、出会った瞬間に1つの家族になりました。幸せいっぱいの親子は現在、暖かくて快適な家の中で幸せな毎日を送っているそうです(*´ω｀*)
出典：Juliets House Animal Rescue／lovemeow