スクラップを集めて生計を立てている退役軍人のウィリー・オルティスさんは、毎日家の近くの野良猫達にご飯を食べさせています。ウィリーさんはどんな天候の時でも休むことなく、30年間1日も欠かすことなく猫達の世話を続けてきました。
毎日午後7時になるとウィリーさんは車にキャットフードを積んで、猫達の元へと向かいます。そして、ウィリーさんが車から降りて声を掛けると、たくさんの猫達が集まってくるのです。
猫達のご飯は全てウィリーさんが用意しています。ウィリーさんはスクラップを売って得たお金で、大量のキャットフードを購入しているそうです。
ウィリーさんが猫達にご飯をあげ始めたのは30年前のことでした。
ある日、お腹を空かせた猫達が人に食べ物を乞う姿を見て、ウィリーさんはとても悲しい気持ちになりました。「人々はみんな猫達のことを追い払っていました。その様子を見て、私は彼らを助ける必要があると強く感じました」とウィリーさんが言いました。
ウィリーさんはその日、猫達を決して空腹にさせないと心に決めたのです。
現在、ウィリーさんは19のコロニーで多くの猫達にご飯を食べさせています。
ウィリーさんが世話をしている猫達は、とても健康で栄養もしっかりととれています。ウィリーさんは猫達ができるだけ楽しい人生を送れるようにと、毎日欠かすことなく体調のチェックをして、病気の猫を発見するとすぐに動物病院へと連れて行くそうです。
また、コロニーで新しい猫を見つけた時は、不幸な猫をこれ以上増やさないように、去勢や避妊手術を行い、元の暮らしに戻してあげます。そして子猫を見つけた時は、新しい里親さんを探してあげるそうです。
そんな優しいウィリーさんの自宅は、集めてきたスクラップと大量のキャットフードでいっぱいです。
ウィリーさんは毎朝スクラップを集める旅に出て、毎晩キャットフードと一緒に猫達の元へと向かいます。この繰り返しがウィリーさんの人生です。ウィリーさんはこの毎日の繰り返しの中に、心の底から幸せを感じているそうです。
きっと助けてもらった猫達は、ウィリーさんにたくさんの「ありがとう」を伝えていることでしょう。
出典:ctferal.cat/lovemeow
This post was published on 2024/06/06