テキサス州に住むリンダ・ザーダインさんは、いつも家の近くに住む猫達の世話をしています。リンダさんはいつか猫達が自分のことを信頼してくれる日が来ることを信じて、定期的にご飯の世話を続けてきました。
そんな中、1匹の三毛猫がリンダさんのことを信頼し始めました。「その猫は私の後を追ってくるようになったため、私は座って彼女のことを呼んでみました。すると彼女は私の隣にやって来て、身体を撫でさせてくれました」とリンダさんが言いました。
「時間が経つにつれて、猫は頻繁に姿を見せてくれるようになりました。でも、誰かが近くを通りかかったり、どこかの家のドアが開いたりすると、彼女はすぐにその場から逃げていきました。彼女はまだ人間のことを怖がっていました。」
リンダさんは猫が自分と仲良くなろうとしていることを知って、とても嬉しくなりました。リンダさんは猫に『カリー』と名付けて、さらに多くの時間を一緒に過ごすようになりました。そんなリンダさんの行動によって、カリーはさらに変わっていきました。カリーは毎回リンダさんの隣に座るようになって、日に日にリンダさんとの絆を深めていったのです。
そして最終的に近くでカリーを驚かせるような出来事があっても、カリーはリンダさんのそばに留まるようになりました。
そんなある日のこと、リンダさんはカリーのお腹が少しずつ大きくなっていることに気づきました。カリーは妊娠していたのです。リンダさんは家の中に出産用の箱を用意して、カリーを家の中に誘い込もうとしました。しかし、カリーは家の前までやって来ましたが、すぐにどこかへと姿を消してしまったのです。
リンダさんはそれから数日間、カリーの姿を見ることはありませんでした。その後、リンダさんは近所の人に「近くで子猫を運ぶ猫を見た」という話を聞きました。リンダさんはすぐにそれがカリーだと分かり、自宅にいる愛猫を自分の部屋に入れて、カリーと子猫達を探しに出かけました。
そして、近所の人がいなくなってから1分ほどが経った時、子猫を咥えたカリーが姿を現しました。カリーはそのままリンダさんの家の中に入って、出産用に用意した箱の中へと入って行きました。「私はこんな光景を見るのは初めてでとても驚きました。箱の中に入ったカリーはさっそく子猫の世話を始めました。」
その後、しばらくするとカリーは立ち上がって、玄関から出て行きました。そして1匹ずつ子猫を咥えながら戻ってきて、合計で5匹の子猫をカリーさんの家の中へと運び込んだのです。
「カリーは私のことを信頼してくれていました。彼女はいつも愛情いっぱいに子猫達の世話を続けています。彼女が唯一赤ちゃんに戻る時は、私の隣に座って身体を撫でられている時だけです。」
「5匹の子猫達には優しいカリーがいましたが、私は全ての子猫達が無事に成長できるように、猫の養育主さんが投稿している動画を見ながら子育てについて学びました。」
「私は常に子猫達の様子を見守りながら、何か悪い兆候が現れていないかを確認し続けました。私は子猫達が生きていることに感謝し、日に日に成長していく姿を見ながら大きな喜びを感じました。」
カリーと子猫達がリンダさんの家で暮らし始めてから3日後、リンダさんの住む街に土砂降りの雨が降りました。リンダさんは勢いよく降り続ける雨を見ながら、カリーと子猫達が家に来てくれたことをとても嬉しく思ったそうです。
カリーは安全な場所で子育てが出来ることに感謝していて、いつも大切な子猫達にたくさんの愛情を注ぎ続けています。
リンダさんは最初、愛猫以外の猫を飼うつもりはありませんでしたが、カリーの里親を探そうとした時に、カリーが既に自分の家を見つけていることに気づきました。
「カリーはまだ他の人に対しては内気でしたが、私のことをとても愛してくれていました。私はそんな彼女を家族に迎えることに決めました。カリーはいつも満足そうにゴロゴロと喉を鳴らしていて、私のそばで幸せそうに過ごしています。」
そんなカリーの愛情をたくさん吸収した子猫達は、日に日に大きくなっていきました。こちらは随分と成長したカリーの自慢の子供の姿です。
その後、リンダさんは子猫達の里親を探し始め、数ヶ月かけて全ての子猫達に家を見つけました。無事に新しい家へと旅立って行った子猫達は、優しい家族の元で幸せな毎日を送っているそうです。
「子猫達は生後8ヶ月で、それぞれの家で愛する家族と一緒に暮らしています。私は最初、子猫達を育てられるとは思っていませんでしたが、無事に生涯の家へと送り出すことができました。子猫達と過ごした時間は本当に素晴らしいものでした」とリンダさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:linda_zardain/lovemeow
This post was published on 2024/07/07