ある日、母猫と離ればなれになってしまった子猫の『チッキー』が、保護施設『SVASC』に運ばれてきました。そこでチッキーは1匹の幼い子犬と出会ったのです。
子犬の名前は『ナゲット』。ナゲットはチッキーが保護される前の週に、母犬と2匹の兄弟と一緒に保護されました。しかし、兄弟の中でナゲットだけが重い病気を患っていて、獣医さんの助け無しでは生きられない状態だったのです。そのため母犬と2匹の兄弟はすぐに新しい里親さんの元へと旅立って行きましたが、ナゲットだけはそのまま保護施設に残ることになりました。
こちらがナゲットとチッキーの姿です。
出典:SVASC
保護の直後に動物病院に運ばれたナゲットは、それから数日の間、病院に入院しながら治療を続けました。その後、体調が安定したナゲットが再び保護施設に戻ると、ちょうどそこに子猫のチッキーが運ばれてきたのです。
保護されたばかりのチッキーは、ひとりで寂しそうにケージの中で丸くなっていました。その姿を見たスタッフ達は可哀想に思い、退院したばかりのナゲットを会わせてみることにしました。
ふたりは出会った瞬間にお互いの鼻を擦りつけて、さっそく一緒になって遊び始めました。ふたりはすぐに強い絆で結ばれて、お互いになくてはならない存在になったのです。
病院を退院したばかりのナゲットはとても気持ちが不安定でしたが、チッキーと出会えたおかげで次第に心が落ち着いていきました。そして独りぼっちだったチッキーも、ナゲットとの生活で寂しさから解放されたのです。
まるで兄弟のように仲良くなったふたりは、安全な施設の中で楽しい時間を過ごし始めました。
その後、スタッフ達のおかげでふたりは無事に同じ家へと旅立って行きました。現在は優しい里親さんの元で、幸せいっぱいの毎日を送っているそうです(*´ω`*)
出典:SVASC/lovemeow