ある日、保護施設のスタッフのジェニファー・アダムスさんが、700kmほど離れた保健所で助けを待っている猫の『ナラ』についての話を聞きました。
「ナラは妊娠中でした。近くの人達は誰も彼女に関心がなかったため、私達が彼女を助けなければならないと強く思いました。私達は車で半日かけて保健所に向かうと、彼女を引き取ってすぐに施設へと戻りました。私達はずっと移動中に出産が始まったらどうしようかと心配していましたが、幸いなことに出産の兆候はありませんでした」とジェニファーさんが言いました。
無事に施設に着いたナラは、初めての環境に戸惑っていました。しかし、次第に環境に慣れていって、最後にはジェニファーさん達に寄り添いながら喉を鳴らすようになったのです。
そしてついにナラは出産の時を迎えました!
「保護から数日後、私達が2時間ほど施設を空けている間に、ナラは6匹の子猫達を出産していました。子猫達はみんな小さな身体で産まれましたが、1匹だけ特に小さな子猫がいて、体重が70gほどしかありませんでした。子猫達は全員が未熟児だったため、最初の数日間は常に子猫達のことが心配でした。でも無事に全員が危険な時期を脱し、体重を少しずつ増やし始めました。」
保健所に運ばれてきた時のナラは非常に痩せ細っていて、とても衰弱していました。そのためそのまま野良猫として野外で暮らしていたら、子猫達は助からなかった可能性があるそうです。
しかし、愛情深いジェニファーさん達のおかげで、ナラは安心して子育てに全ての力を注ぐことができるようになったのです。
すっかり母親の顔になったナラは、自慢の我が子をいつも誇らしげにジェニファーさん達に見せてくるそうです。
ナラは子育てに忙しく、毎日少しずつしか休憩をとっていませんが、いつも幸せそうに子猫達のことを見つめています。
ナラは大切な子猫達を抱きかかえながら、最高の幸せを感じているのです(*´ω`*)
こうして先の見えない生活を送っていたナラは、遠くから助けに来てくれたジェニファーさん達のおかげで、無事に安全な場所へと辿り着くことができました。あのまま誰にも引き取られていなかったら、ナラや子猫達の未来は全く違うものになっていたことでしょう。
その後、十分に成長した子猫達とナラは、素敵な里親さんに出会うことができました。新しい人生をスタートさせた猫の親子は、それぞれの家で幸せな毎日を送っているそうです(*´ω`*)
出典:herekittykittyrescue/lovemeow
This post was published on 2024/04/24