お互いに育児を拒否された子猫と子犬。保護先で出会うとすぐに並外れた友情で結ばれて、幸せいっぱいの毎日を歩み始める

ある日、地域猫達の世話をしている家族の家のガレージで、7匹の子猫達が生まれました。家族は子猫達のために安全な場所を見つけようと動き始め、保護活動と養育ボランティアをしているエミリー・ラコバンさんが子猫達の養育を引き受けてくれました。

エミリーさんは捕獲器を使って母猫を保護すると、子猫達と一緒に自宅に連れて帰りました。家に着いた母猫はすぐに子猫達の世話を始めましたが、『カンガルー』と名付けられた小さな子猫には興味を示さず、生き残る確率が高い健康で身体の大きな子猫達にだけ愛情を注ぎました。

その様子を見たエミリーさんは、カンガルーを十分に成長させた後で猫の親子の元に戻すことに決めて、人工哺乳でカンガルーを育て始めました。

出典:emiliexfosters

ちょうど同じ頃、出産間近の犬が地元の保護施設に運ばれてきました。「犬は移動中に2匹の子犬を出産して、保護施設に着いてから残りの6匹を出産しました」とエミリーさんが言いました。

残念ながら保護施設の中は生まれたばかりの子犬達には理想的な環境ではなかったため、犬の親子のことを知ったエミリーさんは、ためらうことなく親子を自宅に連れて帰りました。

「8匹の子犬達の中にひとりだけ明らかに小さな身体の子犬がいました。『ポッサム』と名付けられた子犬は兄弟の3分の1ほどの大きさしかなく、非常に痩せ細っていました。」

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ポッサムは母犬から関心を示してもらえず、成長が著しく遅れていたため、命をつなぐためには人間の助けが必要でした。「私はポッサムを人工哺乳で育てることに決めました。目標はポッサムの身体を大きくして、再び兄弟に会わせることです。」

エミリーさんはカンガルーとポッサムがお互いに友達を強く望んでいたため、ふたりをペアにして24時間体制でミルクを与え始めました。

エミリーさんはふたりがまだ幼すぎて自分の体温調整ができなかったため、保育器の中で育てることに決めました。ふたりは出会った瞬間にお互いに引き寄せられて、最終的に団子状になって眠りに落ちていきました。

「種族に関係なく動物の赤ちゃんが別の動物に安らぎを求めることはありますが、ふたりは非常に特別な絆で結ばれました。ふたりは常に一緒に過ごしていて、お互いに寄り添いながら寝るのが好きです。」

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ポッサムはカンガルーが鳴くと顔を擦りつけて、カンガルーが自分の身体の上に登ってきても全く気にしませんでした。ふたりはお互いがそばにいると安心して、とてもリラックスしながら過ごすことができるのです。

エミリーさんの献身的なケアのおかげで、ふたりは着実に体重を増やしていって、随分と体力もつきました。そのためエミリーさんはカンガルーを再び兄弟に会わせましたが、カンガルーにはまだ人工哺乳で栄養を補給する必要がありました。

エイミーさんはカンガルーとポッサムが一晩中快適に過ごし、お腹いっぱいにミルクが飲めるように、毎日就寝時間になるとふたりを一緒にしています。そんなエイミーさんのおかげで、ふたりは確実に成長を続けているのです。

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こうして母親に育児を拒否されたカンガルーとポッサムは、お互いに愛情を注ぎ合いながらここまで成長することができました。これからもふたりはエイミーさんの優しさを感じながら、すくすくと成長していくことでしょう。
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This post was published on 2024/05/05