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後ろ足の障がいのため、上手く歩くことができなかった子猫。保護先で歩き方と愛情を学び、前進し続ける姿に胸が熱くなる

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ある日、保護施設の創設者のダニエル・サザンさんが、特別なケアを必要としている5週齢の保護子猫を受け入れました。「子猫は迷子になっていて、いくつかの健康問題を抱えていました」とダニエルさんが言いました。

子猫はマンクス症候群(遺伝性疾患による背骨の奇形や脊髄に異常によって引き起こされる様々な障がい)やその他にも先天性の奇形があり、後ろ足を動かすことができませんでした。「子猫はお母さんのお腹の中にいる時に、背骨やシッポや足が曲がった状態で形成されました。」

しかし、子猫は障がいを抱えているにもかかわらず、他の子猫と同じように動き回れるようになることを決心していました。

後ろ足に障がいのある子猫出典:centralflfosters

子猫はダニエルさんに『ミニー』と名づけられました。ミニーはひとりでトイレに行くこともできなかったため、物理療法による治療を始めました。

ミニーは年齢よりも随分と小さな身体をしていましたが、強い意志を持っていて、常に前進し続けました。「ミニーは私の恋人です。昨夜も彼女は私の膝の上に座って喉を鳴らし、家の中での生活を楽しんでいました。」

ミニーは好奇心旺盛な冒険家で、ダニエルさんが何をしているのかをいつも知りたがっているそうです。

見上げる子猫出典:centralflfosters

また甘えん坊のミニーは、常に周りに誰かがいてくれることを強く望んでいました。

その後、動物病院に数回通って胃の問題を解決したミニーは、以前よりも随分と気分が良くなりました。するとミニーの好奇心がさらに膨らんで、部屋の至るところで様々なイタズラをするようになりました。

見つめる子猫出典:centralflfosters

ミニーは湧き上がるエネルギーに興奮しながら、部屋の中を隅々まで探索しました。ミニーは障がいを抱えていますが、それがミニーの行動を遅くすることはありませんでした。

ミニーは保護から1週間で大きな変化を遂げ、個性が一気に輝き始めました。

またミニーはオモチャの面白さに気づいたようで、いつも元気いっぱいにオモチャで遊ぶようになりました。さらにミニーが何か伝えたいことがある時は、恥ずかしがらずに愛らしい声で次々と話しかけてきました。

挨拶する子猫出典:centralflfosters

少し前まで野良猫だったミニーの生活は大きく変わり、現在は安全な家の中で甘やかされながら生活しています。「ミニーはいつも幸せそうで、毎日活発に動き回っています。彼女は自分が他の子猫と違っているとは全く思っていません。」

「私がミニーに近づくと、彼女はすぐにゴロゴロと喉を鳴らし始めます。また彼女がお気に入りのオモチャを見つけると、まるで取り憑かれたかのように遊び始めます。」

さらにミニーは素晴らしい警備員で、家の中で起こる全てのトラブルに目を光らせています。ミニーはいつも目に見えない何かを捕まえたり、前足を上手に使って楽しそうに歩き回っています。

見上げる子猫出典:centralflfosters

ミニーはこれまで様々な問題に直面してきましたが、その全てを強い意志で乗り越えてきました。

「養育主としての私の目標は、ミニーを健康な状態に保ちながら、最高の人生を送るための生涯の家を見つけることです」とダニエルさんが話してくれました。

子猫出典:centralflfosters

こうして後ろ足に障がいを抱えた状態で保護されたミニーは、安全な家の中で新しい人生をスタートさせることができました。ミニーはこれからも一歩一歩前進し続けながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:centralflfosterslovemeow

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