先週の水曜日、警察官と一緒に仕事をしていた救急救命士の男性が、建設現場近くの道路脇に子猫の姿を発見しました。男性は子猫が車の行き交う道路を渡ろうとしていたため、急いで子猫の元へと駆けつけました。
子猫はまだ幼く、母親を探して鳴いていました。
幸いなことに男性の妻は保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』でスタッフをしていました。男性は子猫の命を助けるために、すぐに保護施設へと向かいました。
その後、運ばれてきた子猫を受け取ったステファニー・グランサムさんは、すぐにシリンジでご飯を食べさせ、暖かい毛布で包みました。そして、子猫が24時間のケアを受けられるように、養育ボランティアのサラ・ケリーさんに連絡をしました。
生まれたばかりの子猫を専門に預かっているサラさんは、保護された子猫を温かく迎え入れました。子猫はそこで『ベア・グリルス』と名づけられました。
生後約10日だったベアは、体温調整のために保育器で過ごすことになりました。ベアは最初から強く生きる意志を示していて、とても食欲があり、食後には大きな音でゴロゴロと喉を鳴らし始めました。
また、サラさんがミルクを持って来るとベアはすぐにそれに気づいて、昼夜問わず大きな声でミルクを要求してくるそうです。
サラさんは毎日2時間おきにベアにミルクを飲ませ、ベアが孤独を感じないようにヌイグルミをプレゼントしました。
一方、保護施設のスタッフ達はベアが保護された場所に足を運び、ベアの母親や兄弟がいないかを確認しました。しかし、残念なことにベアの家族を見つけることはできませんでした。
その間も安全なサラさんの家でたくさんの愛情を注がれたベアは、僅か数日で随分と体重を増やし、健康な状態を取り戻しました。ベアは毎回たくさんのご飯を食べて、大きなお腹をサラさんに見せているそうです。
「ベアは現在、順調に成長しています。彼が道路を渡る直前に発見されたことは、本当に幸運なことでした」とステファニーさんは話してくれました。
こうしてベアは優しい救急救命士のおかげで命をつなぐことができました。今のベアは幸せな生活を送っていて、これからの人生には明るい未来が待っているのです。
出典:kellyfosterkittens/lovemeow