ある日、ルーマニアに住む家族が引っ越した先で、子猫の鳴き声を聞きました。すぐに家族が家の外に出ると、車の下に隠れている小さな子猫の姿を発見しました。その後、近所に住む男性が子猫を捕まえて、自宅へと連れて帰りました。
「しかし翌日、男性の飼い猫が子猫を受け入れなかったため、男性は再び子猫を外へと戻しました」とソリンさんは言いました。
子猫はすぐに車の下に避難して、再び鳴き始めました。その話を聞いたソリンさんとガールフレンドは、子猫を救うために自宅に連れて帰ることを決めました。
ソリンさん達は1時間ほど子猫が車の下から出てくるのを辛抱強く待ち続けました。子猫はとても怯えていましたが、空腹には耐えられず、ついに姿を現しました。
ソリンさん達は子猫を救い上げると、ジャケットで包み込みました。ソリンさん達は痩せ細った子猫を自宅へと連れて帰り、静かな部屋の中でご飯を食べさせてあげました。
その後、子猫はお腹をいっぱいに満たすと、すぐに冷蔵庫の後ろに隠れました。「子猫は3日間その場所に留まり続け、動くもの全てを怖がりました。そして部屋から誰もいなくなると、物陰から出てきてご飯を食べ始めました。」
ソリンさん達は交代で子猫の世話を続け、安全な場所にいることを伝えようとしました。
子猫は数日間隠れ続けた後、少しずつ物陰から姿を現し、ゆっくりと自分の殻から出てきました。それは美味しい食べ物と新しい家への好奇心、そして誰かに愛されたいという気持ちからでした。子猫は勇気を出してソリンさん達の手の匂いを嗅ぎに来て、ここが自分の家だと理解し始めたのです。
「私達は子猫を動物病院へと連れて行き、彼女を綺麗にして、家族に迎えることを決めました。私達は保護から1週間、彼女を愛猫の『アビゾー』や愛犬の『ダンテ』から遠ざけていました。」
そして、子猫に健康上の問題が無いと分かると、子猫に新しい友達を紹介しました。
「アビゾーとダンテは閉ざされたドアの下から流れてくる匂いがとても気になっていました。そして、ふたりに子猫を紹介すると、最初は『シャー!』という音が聞こえてきましたが、すぐにお互いを受け入れ始めました。」
子猫はすっかりアビゾーのことが気に入ったようで、いつも後を追うようになり、同じベッドを共有するようになりました。
「子猫とアビゾーはすぐに親友になりました。ふたりはいつも一緒に寝て、一緒に遊んでいます。」
新しい環境に慣れた子猫は、日に日に勇敢になっていきました。子猫はアビゾーがそばにいない時は、先住犬のダンテのシッポで楽しそうに遊んでいるそうです。
「彼らは現在、1つのベッドで一緒に寝ています。彼らはとても仲が良く、毎日幸せな時間を過ごしています」とソリンさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして車の下から保護された子猫は、温かい家族の元で新しい人生を歩み始めました。もう子猫は独りぼっちではありません。これからは最高の親友と共に、幸せいっぱいの毎日を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:2_white_walkers/lovemeow
This post was published on 2019/10/21