ある日、街を彷徨い歩いていた茶白猫の『ハリー』が、妊娠中の三毛猫の『リーバ』と共に保護されました。
その話を聞いた保護団体『テイルズ・オブ・ザ・フォーゴッテン・ポーズ』の養育ボランティアのアンバーさんは、2匹を預かることを申し出て、静かで居心地の良い空間を用意しました。リーバは内気で控えめでしたが、ハリーはすぐにアンバーさんと打ち解けて、大きな音で喉を鳴らしながら愛情いっぱいに挨拶してきました。
その後、体を綺麗にしてもらってお腹を満たしたハリーは、喜びに浸りながら毛布をこね始めて、満足そうな喉のゴロゴロ音で部屋中を満たしました。
ハリーは以前誰かに飼われていた可能性があるそうですが、どういうわけか置き去りにされてしまったようです。そして2度目のチャンスを得たハリーは、人間への信頼を取り戻して、その優しい性格で出会った全ての人達の心をとりこにしました。
数日後、リーバは5匹の元気な子猫を出産しました。リーバはすぐに子猫達にミルクを与え始め、全身を綺麗にして、たくさんの愛情を注ぎ続けました。
ずっとリーバに寄り添っていた子猫達は日に日に成長を続け、嗅いだことのない匂いに対して「シャー!」と威嚇するようになりました。そんな子猫達のお父さんと思われるハリーは、リーバが必要としている距離を尊重しながら、子猫達の様子を温かく見守っていました。
その後、広いベビーサークルに移動した子猫達は、身の回りをヨチヨチと歩き回るようになりました。またリーバが休憩している間に、三毛子猫の『パッツィー』がハリーのところにやって来て、ピッタリとくっつきながら眠ったりすることもありました。
しばらくすると子猫達の目が開いて、好奇心が急上昇しました。そして足腰がしっかりしてくると、子猫達は寝床の中から飛び出して、ヨチヨチ歩きで小さな冒険を始めました。
子猫達が遊び好きになって自立心が強くなるにつれて、リーバは自分の時間を持つようになりました。しかし、子猫達が鳴き声を上げるとすぐに鳴き返して、子猫達を落ち着かせに向かいました。
この頃のリーバはもう臆病になったり隠れたりすることがなくなり、愛情を求めてアンバーさんのところに向かっていくようになりました。そして全身を撫でてもらうと、幸せそうな姿を見せてくれるようになりました。
一方の子猫達は自信に満ちたイタズラ好きに成長して、その尽きることのないエネルギーと遊び心が、ハリーの中の子猫の部分を呼び覚ましました。そのためハリーは喜んで子猫達の遊びに参加して、オモチャを一緒に使うようになりました。またハリーは突然寝落ちする子猫達の様子をいつもそばで見守っていました。
リーバが自分の時間を楽しんでいる間に、ハリーが子猫達にもみくちゃにされることがよくありましたが、ハリーは全てのイタズラを許しました。子猫達はいつも元気いっぱいに部屋中を駆け回って、ハリーのことを楽しませているそうです。
茶白子猫の『ケニー』はハリーをそのまま小さくしたような容姿をしていて、優しいお父さんのことが大好きです。ケニーはいつもハリーのそばで過ごしていて、常に愛情をたっぷりと浴びる準備ができているそうです。
そして里親募集の時期になると、3匹の子猫達(パッツィー、ハンク、レイニー)がすぐに生涯の家を見つけました。また家に迎える猫を探していたジェリーさんが、ハリーと残りの2匹の子猫達(ケニーとマール)がまだ新しい家族を待っていることを知ると、すぐにハリー達の元にやって来ました。
「ジュリーさんが3匹全員を里子に迎えたいと言った時、私達は信じられませんでした。私は嬉しくて思わずダンスを踊ってしまいました」とアンバーさんが言いました。
ハリーと子猫達が新しい生活を迎えるための準備を始めると、リーバは完全に子育てを卒業して、自分自身のことに集中できるようになりました。「リーバは優しくて大人しい子で、私とふたりきりで過ごす時間があれば、完全に人間に心を開くことでしょう。そしてリーバはすぐに素晴らしい家族に出会うことでしょう」とアンバーさんが話してくれました。
一方、新しい家で暮らし始めたハリーは、2匹の元気な子猫達と一緒に引っ越したため退屈になることはありません。ハリーは素晴らしいお父さんで、これからも無邪気な子猫達と共に楽しい毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
This post was published on 2026/02/15