人生に、もふもふを。

病気でご飯が食べられなくなっていた子猫。保護先で出会った人達の愛情で命をつなぎ、幸せいっぱいの人生を歩み始める

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ある日、フィラデルフィアに住む家族が、路上で独りぼっちになっている子猫の姿を発見しました。子猫は非常に痩せ細っていて、ひどく体調を崩していました。家族は子猫がご飯を食べられないことに気づくと、すぐに地元の保護団体のところに子猫を連れて行きました。

子猫は消化器系の問題で苦しんでいました。子猫はとても空腹だったにもかかわらず、食べることができなかったため、身体に力がほとんど残っていませんでした。そんな子猫の窮状を知った保護施設『NARPSキャッツ』は、必要な治療を行うために子猫を引き取りました。

「子猫は脱水症状に陥っていて、とても危険な状態でした。彼女の体重が非常に軽く、僅か300gほどしかありませんでした」とスタッフのシャウナさんが言いました。

『グレーテル』と名づけられた子猫は、ひどい状態だったにもかかわらず、いつも気に掛けてくれるスタッフ達に感謝の気持ちを伝えてきました。「グレーテルは喉を鳴らすのを止めませんでした。彼女は周りに誰かがいてくれることに喜びを感じているようでした。」

スタッフ達はグレーテルの体重を増やすために栄養のあるご飯を食べさせ、点滴で水分補給を行いました。グレーテルはどんな時も不満を言うことなく、スタッフ達に素直に従い、撫でられることに喜びを感じていました。

「グレーテルはコクシジウム症(寄生虫感染による疾患)を患っていて、駆虫薬や抗生物質などで治療を行いました。」

グレーテルはみんなの助けを借りながら病気と戦い、少しずつ快方へと向かい始めました。そしてついにグレーテルがひとりでご飯を食べられるようになった時、その場にいたスタッフ全員が声を出して喜んだそうです。

グレーテルは毎日回復を続け、体重と力を増やしていきました。またグレーテルは回復と共に好奇心に溢れ、大きな声で鳴けるようになったのです。

まだ他の子猫達よりも随分と身体の小さなグレーテルですが、誰にも負けないくらいの強い意志と大きな心を持っているのです。

2週間の間、24時間体制の看護を受けたグレーテルは、さらに力強くなりました。グレーテルは体重を600gに増やし、エネルギーを何倍にもしました。グレーテルは瀕死の状態を乗り越え、ここまで辿り着くことができたのです。

グレーテルはもう路上を彷徨い歩きながら、食べ物や避難場所を探す必要はありません。グレーテルはみんなの力を借りながら、素晴らしい未来に向かって歩み続けているのです。

こうしてグレーテルは危険な状態から脱し、新しい人生をスタートさせることができました。きっとグレーテルは助けてくれた人達全てに感謝しながら、幸せいっぱいの人生を歩んでいくことでしょう。
出典:ixluvxcatslovemeow

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