ある寒い日のこと、生まれてから数時間しか経っていない子猫が、保護施設へと連れて来られました。子猫を受け取ったクリスさんは、すぐに子猫の凍えた身体を温め始めました。子猫は電気パッドの熱のおかげで、死の淵からゆっくりと戻ってきたのです。
子猫はまだ幼かったため、養育主さんの24時間の世話が必要でした。そこでクリスさんはハンナ・ショーさんに連絡を取り、子猫を助けることができるかを尋ねました。ハンナさんはすぐに車に飛び乗ると、子猫の元へと急ぎました。
その後、ハンナさんは子猫に『ロザリータ』と名づけました。
ロザリータの身体は衰弱していましたが、強い心を持っていました。ロザリータはその日の夜、ご飯でお腹を膨らませると、温かい保育器の中で眠りについたそうです。
ハンナさんはロザリータが確実に成長していることを確かめるために、何度も体重のチェックをして、2時間おきにチューブで栄養を与え続けました。そのおかげでロザリータは丸一日で随分元気を取り戻し、シリンジからご飯を食べられるまでに回復したのです。
ロザリータはそれから2週間ほどで目が開き、自分の住んでいる世界を見ることができるようになりました。
「ロザリータくらいの子猫は、母親無しでは長い時間を生きることができません。もし外で困っている子猫を見つけたら、できる限りのことをしてあげてください」とハンナさんは言いました。
そして1週間後、ロザリータは保育器から外に出て、部屋の中を探索し始めました。
ロザリータの視覚と聴覚は生後3〜4週で急速に発達しました。ロザリータは音に素早く反応するようになり、周りの世界をさらに認識し始めたのです。
「ロザリータの成長は僅かに遅れていますが、心配はいりません。すぐに他の子猫達に追いつくことでしょう。」
とっても愛らしいロザリータは、保護施設のスタッフみんなに愛されています。特にハンナさんと一緒に養育をしてくれた、夫のアンドリューさんには多くの愛情を注がれました。
「私はロザリータと遊ぶ時間が大好きです。私はいつもロザリータと一緒に、ベビーサークルの中をウロウロしています」とアンドリューさんは言いました。
元気いっぱいになったロザリータは、アンドリューさんのシャツの中に入って、抱きしめられるのが大好きなのだそうです♪
すっかり屋内生活に安心しているロザリータは、いつも可愛い笑みを浮かべています。またロザリータは人間の注意を引く方法も学びました。そのためロザリータが抱っこしてもらいたい時は、その魅力的な笑顔でじっと見つめてくるそうです♪
その愛らしい姿には、誰も「ノー」とは言えません(*´ェ`*)
そして今日、ロザリータは6週齢になりました。ロザリータは生まれて数時間後に路上で発見されましたが、今のロザリータはとっても幸せで、いつも素敵な笑顔を見せてくれているのです♪
これからもロザリータは安全な家の中で、たくさんの愛情に包まれながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kittenxlady/iamthecatphotographer/lovemeow