ある日、過酷な野外の環境の中で、生後僅か数日の子猫が発見されました。子猫を保護した女性はミルクを飲ませようとしましたが、とても幼かった子猫は哺乳瓶からミルクを飲む方法を知りませんでした。
女性は地元の保護団体『ボトル・ベビー・フォスター』のメリンダ・ブレーンさんに連絡を取りました。メリンダさんはすぐに子猫を引き取り、『ウルフィー』と名づけました。そして、保護団体のパートナーのシェルビーさんと一緒に24時間の世話を続けたのです。
「ウルフィーはかなり体重が不足していて、チューブによる食事が必要でした。彼女は6日齢の子猫でしたが、体重は僅か2日齢の子猫ほどしかありませんでした」とシェルビーさんは言いました。
ウルフィーは風邪を引いていたため、シェルビーさんは薬による治療を始めました。「ウルフィーは荒い呼吸をしていて、肺炎の初期状態でした。」
シェルビーさんは夫のブランドンさんと協力して、2時間おきにご飯を食べさせ、暖かくて快適な環境を維持し続けました。そのおかげで4日目には肺が澄んできて、鼻詰まりもなくなったそうです。
その様子を見たシェルビーさんは、ウルフィーがもう大丈夫だと確信しました。
その日以来、ウルフィーは大きな音で喉を鳴らし始めました。ウルフィーは人間の腕に寄り添うことが大好きで、抱っこされると嬉しそうに喉を鳴らし始め、お腹をマッサージされるととても幸せそうな姿を見せてくれました。
数週間後、ウルフィーは体重を3倍にし、冒険することを学び始めました。ウルフィーは素敵なヘアスタイルと丸いお腹で、家中を歩き回るようになったのです。
「ウルフィーは世界で一番甘い子猫へと変身しました。私が座ると、彼女はすぐに膝の上に登ってきます。そして、愛らしい姿で私のことを見つめてきます。」
ウルフィーが大きくなるにつれて、髪の毛がさらにフサフサになりました。
ウルフィーはいつもブランドンさんが仕事から帰ると、急いでそばに駆け寄って、おかえりの挨拶をするそうです。そしてブランドンさんが座ると、すぐに膝の上に登ってきて、幸せそうに眠り始めるのです。
「ウルフィーはいつも夫の帰宅を喜んでいます。彼女はとっても愛らしい子猫です。」
そんな愛情いっぱいのウルフィーですが、常に一緒に遊ぶ友達が欲しいと思っていました。そのため別の保護子猫が家にやって来ると、とっても嬉しそうに遊び始めたそうです。
中でも黒猫の『フランキー』とは深い絆で結ばれました。
毎朝、太陽の光がキッチンに差し込むと、ウルフィーとフランキーは一緒に日向ぼっこを始めるそうです♪
こうして独りぼっちで保護されたウルフィーは、新しい生活の中で完全に花を開きました。とってもフサフサの髪の毛を持つウルフィーは、その愛らしい姿でいつも家の中にたくさんの幸せを運んでくるそうです。
現在、ウルフィーはフランキーと一緒に新しい里親さんの元で暮らしています。ウルフィーは新しい家で日に日に成長していて、毎日の暮らしを元気いっぱいに楽しんでいるそうです(*´ω`*)
出典:BottleBabyFostersAZ/lovemeow
This post was published on 2018/11/16