ある日、トルコにあるタトワンの町の診療所を1匹の野良猫が訪れ、入口の前で鳴き始めました。野良猫のお腹は大きくなっていて、妊娠していることがすぐに分かりました。
看護師さんは珍しい訪問者を中に入れてあげましたが、なぜここに来たのかが分かりませんでした。しばらく考えた看護師さんは、「もしかすると出産のために人の手を借りに来たのかもしれない」と思い、地元の動物病院に電話をすることにしたのです。
その後、動物病院へ移った猫は、獣医のセファー・ドルムシュさんに診察してもらいました。すると猫が妊娠合併症のため自然分娩が難しく、帝王切開が必要だと分かったのです!
猫はセファーさんの手術のおかげで、無事に4匹の子猫を産むことができました。術後の経過も良好で、産まれて来た子猫達にたっぷりと愛情を注いでいるそうです。
きっと出産を控えた猫は、人間達の行動を見て、診療所に行けば子猫達が助かることを学んでいたのでしょう。我が子を想う母猫の行動力に驚いてしまいますね!
This post was published on 2018/05/22