2週間前、ある女性がショッピングセンターを歩いていると、微かに聞こえてくる子猫の声に気づきました。
女性は小さな声を頼りにレストランの入り口まで行くと、丸くなりながら少しでも体を温めようとしている小さな子猫の姿を発見しました。この日の気温は氷点下に近く、子猫は明らかに誰かの助けを必要としていました。
女性はためらうことなく子猫を抱き上げると、近くの動物病院へと急ぎました。
出典:MLAR
「動物病院のスタッフ達はすぐに毛布で子猫の体を温めて、優しく抱きしめました」と保護施設『マーフィーズ・ロー・アニマル・レスキュー』で養育ボランティアをしているモニカさんが言いました。
その後、子猫の体温が安定すると、スタッフ達は子猫を診察してノミと胃腸炎の治療を行いました。「子猫の推定年齢は4〜5週間ほどで、体重は450gくらいでした。」
発見されたレストランの名前にちなんで『ボクシー』と名付けられた子猫は、ちょうど良いタイミングで動物病院に運ばれてきました。
幸運なことに子猫が到着した時、保護施設の創設者のサラ・ケリーさんが動物病院を訪れていました。スタッフ達がサラさんに「あと1匹子猫を受け入れるスペースはありますか?」と尋ねると、サラさんは迷うことなく子猫を引き受けました。
出典:MLAR
サラさんはボクシーを優しくキャリーに入れて、動物病院を後にしました。
その後、モニカさんがボクシーを自宅に迎え入れて、保温パッドと新鮮な水とご飯、そして必要なものを全て揃えた居心地の良い空間を用意しました。「ボクシーはとてもお腹が空いていて、子猫用のご飯を一気に3皿分も食べました。そしてお腹をいっぱいに満たすと、暖かいベッドの中で安心しながら眠りに落ちていきました。」
ボクシーを発見した女性と動物病院のスタッフ達は、再びショッピングセンターに向かって他の子猫や母猫を探しましたが、結局見つけることはできませんでした。
数日間のケアの後、ボクシーの目は澄み渡って輝きを取り戻し、エネルギーが全身から溢れ出してきました。ボクシーは部屋のいたるところでオモチャに飛びついて、日に日に冒険心が増していきました。そして遊び疲れて電池が切れると、すぐに横になって昼寝を楽しみました。
出典:MLAR
保護から2週間後、ボクシーは先住猫の『モジー』と初めて会って大喜びしました。また恐れ知らずのボクシーはまるでこの家が自分の所有物であるかのように、網戸がついたポーチに堂々と足を踏み入れました。
そんなボクシーが家の中を駆け回っていない時は、モニカさんに抱っこされながらお腹をくすぐられたり、モニカさんの体の上に座って辺りを観察したりしているそうです。
またボクシーは持ち前の好奇心でダンボール箱の中と外を行き来したり、独自の遊びを考え出したりしています。「ボクシーは遊ぶことが大好きで、その大きな瞳が彼女のことをさらに魅力的に見せています。」
出典:MLAR
「昨日の夜もボクシーは私の腕の中で眠っていました。彼女は自分の人生を心から楽しんでいます。これから彼女に新しい友達を紹介するのが本当に楽しみです!」とモニカさんが嬉しそうに話してくれました。
そんな無邪気で甘えん坊なボクシーの一番の宝物は、お昼寝の時にいつも抱きしめている青いタコのヌイグルミだそうです。
出典:MLAR
こうして寒さの中、ショッピングセンターでお腹を空かせて鳴いていたボクシーは、今では暖かいモニカさんの家で元気に暮らしています。ボクシーは出会う人全てに笑顔と温かさをもたらしていて、どこでもゴロゴロと喉を鳴らしながら、愛らしい姿をたくさん見せてくれているそうです(*´ェ`*)
出典:MLAR/lovemeow
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