人生に、もふもふを。

助けが来るまで、裏庭で子猫達を守り続けていた母猫。安全な家の中に安心すると、子猫達との幸せ溢れる毎日が始まる

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ある日、ニューヨークで活動している保護団体『リトル・ワンダラーズNYC』に、野良の母猫と4匹の子猫達についての連絡が入りました。「猫の親子は荒れた裏庭で発見されて、誰かの助けを必要としていました」と保護団体のスタッフが言いました。

その地域は幼い子猫達にとって安全な場所ではなかったため、スタッフ達は一刻も早く親子を別の場所に避難させる必要があると感じました。そのためスタッフのアリアナさんがすぐに現場に駆けつけて、数時間の調査を行い、ついに金属の柵の隙間にいる親子の姿を発見したのです。

アリアナさんは親子にゆっくりと近づいて行きましたが、母猫はすぐに逃げ出してしまいました。そこでアリアナさんは先に子猫達を保護すると、安全な場所へと連れて行きました。そして母猫を捕まえるために、再び現場へと戻ったのです。

猫の親子出典:littlewanderersnyc

アリアナさんは元の場所でしばらく待っていましたが、母猫が戻ってくる気配はありませんでした。そこで食べ物の入った捕獲器を設置して、翌朝再び戻って来ることに決めました。

一方の子猫達は養育ボランティアのアントワネットさんの家で全身のノミを綺麗にして、たくさんのご飯を食べました。

保護された子猫達出典:littlewanderersnyc

子猫達はあまり人間のことを恐れておらず、すぐに室内生活にも順応しました。子猫達はみんな好奇心が旺盛で、身の回りのもので遊び始めて、暖かいベッドに心を奪われました。

翌朝、アリアナさんが裏庭に戻ると、捕獲器に入った母猫の姿を見つけました。アリアナさんはすぐに母猫を保護すると、子猫達のところに連れて行きました。

保護された母猫出典:littlewanderersnyc

アントワネットさんは母猫を受け取ると、静かな部屋で落ち着かせました。そして子猫達に再会させると、母猫はすぐに横になって子猫達にミルクを飲ませ始めました。

スタッフ達に『レモニー』と名付けられた母猫は、まだ人間のことを恐れていましたが、快適な環境に居心地の良さを感じるようになりました。レモニーは人間に触られない限り、怒ったりすることはありませんでした。

「レモニーはここが安全な場所だと感じたようです。でも完全に人間に慣れるまでには、もう少し時間がかかりそうです」とアントワネットさんが言いました。

保護された猫の親子出典:littlewanderersnyc

一方の子猫達は家の中ですくすくと成長を続けています。子猫達はみんな高いところが好きで、いつも元気いっぱいに色々な場所に登っているそうです。

「子猫達はオモチャとジャングルジムが大好きで、いつもみんなで一緒に遊んでいます。子猫達が何かを学んだり、探索している姿はとっても愛らしく、私の子供達もその姿を見るのが大好きです。」

「私は保護子猫達の養育を通して、子供達に様々なことを感じてもらえたらと思っています。幼い子猫達の世話はとても大変ですが、子供達にも手伝ってもらいながら日々の成長を見守っています。」

抱っこされる子猫出典:littlewanderersnyc

4匹の子猫達はそれぞれ『スターリング(茶トラ)』、『シラス(灰色の鼻を持つシャム猫)』、『サットン(サバトラ)』、『サバンナ(灰色の鼻を持つシャム猫)』と名付けられました。

子猫達は日に日に成長を続けていて、保護から1週間が経つ頃にはキャットツリーに登れるようになって、いつも元気いっぱいに部屋中を走り回っているそうです。

幸せな子猫達出典:littlewanderersnyc

こうして子猫達と共に保護されたレモニーは、アリアナさんやアントワネットさんのおかげで安全な場所で子育てを始めることができました。

家の中で暮らし始めた親子はもう、食べ物を求めて危険な路上を彷徨い歩く必要はありません。親子はこれからも安全な場所で過ごしながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)

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