ある日、休暇を終えたディーさんが、隣の家に預けていた愛猫を迎えに行った時のことです。愛猫を受け取ったディーさんが外に出ると、近くから子猫の鳴き声が聞こえてきました。
出典:Rufusie
気になったディーさんが辺りを探し回ると、車の下に悲しそうな目をした独りぼっちの子猫がいました。子猫は痩せ細っていて、とてもお腹を空かせていました。
「私は最初、子猫が怖がって逃げるかもしれないと思いましたが、子猫は私が食べ物を持っていると思ったようで、鳴きながら近づいてきました。でも残念なことにその時の私は食べ物を持っていませんでした」とディーさんが言いました。
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ディーさんは隣の家の人に子猫を見つけたことを伝え、いくつかの食べ物をもらいました。しかし、ディーさんが子猫のところに戻った時には既に、子猫の姿が見えなくなっていたのです。ディーさんは子猫を呼んでみましたが、姿を現すことはありませんでした。
「私はとても残念に思いながら、愛猫と一緒に帰宅しました。」
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それから約2時間後、ディーさんは隣の家の人から子猫を見つけたという電話をもらいました。ディーさんはすぐに子猫用の食べ物とバスケットを掴むと、急いで家を飛び出しました。
子猫はとてもお腹を空かせていたため、ディーさんが持ってきた食べ物をすぐに食べ始めました。その後、ディーさんは子猫を優しくタオルで包んで、バスケットに入れて、自宅へと連れて帰ったのです。
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「子猫はかなり体調が悪く、全身の毛が絡まっていました。また身体中にノミや埃がたくさんついていました。私は濡れたタオルで全身を綺麗にして、動物病院へと連れて行きました。子猫はそこで脱水症状の治療を受けて、お腹の虫とノミを駆除してもらいました。」
ディーさんは子猫を自宅に連れて帰り、『ルーファス』と名付けました。
保護から数日間、ルーファスはほとんどの時間を昼寝と食事に費やしました。そのおかげでルーファスは少しずつ体力を回復させて、体重を増やし、新しい環境にも慣れていったのです。
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ディーさんはルーファスの新しい里親さんを探そうと思い、写真をSNSに投稿しましたが、3週間経っても反応はありませんでした。
「ルーファスは日に日に元気に明るくなっていきました。私は初めルーファスの里親さんを探していましたが、3週間が経つ頃には、家族全員が愛らしいルーファスのことを手放せなくなっていました。」
そのためディーさんと家族は、ルーファスのことを正式に家族の一員として迎えることに決めました。
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「1ヵ月でルーファスの毛は濃くなり、たくさん話しかけてくるようになりました。また彼は先住猫とも仲良くなって、いつも一緒にいるようになりました。」
「ルーファスはとっても甘えん坊で、オモチャをいつも追いかけ回しています。彼はリビングルームの真ん中に横たわるのが好きで、私達がソファーに座っていると、幸せそうな顔で膝の上に乗ってきます。家族はみんな彼のことが大好きです!」
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そして、保護から6ヵ月が経ちました。
「もしあの日、ルーファスを家に連れて帰らなければ、彼の悲しそうな目が私の心に一生残り続けていたことでしょう。彼を助けることができて本当に良かった。彼は私の人生をさらに豊かなものにしてくれました」とディーさんは幸せそうに話してくれました。
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こうして車の下で悲しそうな目をしていたルーファスは、たくさんの愛情を注がれて、大きく変わることができました。家の中で幸せいっぱいに過ごすルーファスの姿に自然と心が温まりますね(*´ω`*)
出典:Rufusie/lovemeow