数週間前、ロサンゼルスに住む家族が近所の公園で迷子の子猫と出会いました。子猫はとても恥ずかしがり屋で、1週間ほど前まで家族と距離を置いていました。
しかし、子猫はいつも挨拶しにやって来る家族に少しずつ心を開いていき、身体を撫でることを許すようになりました。そして自然と子猫は家族の後を追いかけるようになり、ついに家族の家の庭へと足を踏み入れたのです。
家族は庭に子猫用のご飯と水を用意しました。すると子猫はさらに家族のことを信頼するようになり、心を許していったのです。
家族は子猫に『スノーウィー』と名づけました。スノーウィーは家族の優しさが嬉しくて、一日中庭の中で過ごすようになりました。
「スノーウィーは喉を鳴らしながら、頭突きをしてくるようになりました。妹(家族の母親)は私にスノーウィーの話をして、彼女を助けることができるかを尋ねてきました」と保護団体『ベビー・キトゥン・レスキュー』の創設者のキャロライン・グレースさんが言いました。
キャロラインさんは先週の金曜日にスノーウィーを保護するために家族の元を訪れました。スノーウィーはまだ少し恥ずかしがり屋でしたが、心の中ではたくさんの愛情とハグを求めていました。
「スノーウィーは最初、少し不安そうにしていましたが、数分後には頭を撫でさせてくれるようになって、喉を鳴らし始めました。彼女はもう野外での生活に別れを告げる準備ができていました。」
スノーウィーはまるでキャロラインさんが自分を助けてくれることを知っているかのように、大人しくキャリーの中へと入っていきました。その後、キャロラインさんがスノーウィーを動物病院に連れて行くと、スノーウィーの年齢が生後約6ヶ月で、マイクロチップを持っていないことが分かりました。
「妹と近くに住む友人は、1ヶ月以上もスノーウィーのことを近所の人達に聞いて回ったり、ソーシャルメディアに投稿したりしましたが、結局スノーウィーを自分の猫だと言う人は現れませんでした。」
一方のスノーウィーは、キャロラインさんの家に着くとすぐに本来の姿を現し始めました。
「私が初めてスノーウィーを家に連れて帰った時、彼女が新しい場所を怖がるのではないかと心配しました。でも彼女はキャリーから出るとすぐに私の膝の上に乗ってきて、嬉しそうに喉を鳴らし始めました。彼女は自分が安全で愛されていることを知っていました。」
さらにスノーウィーは気を引くために前足でキャロラインさんを軽く叩いたり、顔を擦りつけたりしてきました。スノーウィーはいつも愛情に溢れていて、家の中で過ごせることにとても興奮していました。
「スノーウィーは好奇心が旺盛で、オモチャを追いかけたり、部屋中を走り回ったり、高いところに登ったりするのが大好きです。彼女はとってもおしゃべり好きで、いつも大きな音で喉をゴロゴロと鳴らしています。また彼女は頭やアゴを撫でられるのが好きで、いつも私の膝に寄り添いながら頭を擦りつけてきます。」
「スノーウィーはとっても甘い女の子で、家の中での暮らしに安心していて、いつも幸せそうに過ごしています。また毎回ご飯でお腹を満たすと、満足そうに昼寝を始めます。私は彼女が素敵な里親さんに出会えるように、出来る限りのことをしていこうと思っています」とキャロラインさんが話してくれました。
こうして公園で優しい家族と出会ったスノーウィーは、キャロラインさんのおかげで新しい人生を歩み始めることができました。スノーウィーはこれからもたくさんの愛情を注がれながら、いつまでも幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:babykittenrescue/lovemeow