ある日、保護施設「ヒューマン・ソサイエティ・シリコンバレー」に『カルマ』という名前の迷子の子猫が運ばれてきました。カルマが今までどのように生きてきたかは誰にも分かりませんが、施設に辿り着くまでに多くの辛い経験してきたことは明らかでした。
「カルマは耳とシッポを失った状態で、私達の保護施設にやって来ました。傷はほとんど治りましたが、彼女は全てのことに怖がっていました」と保護施設のミシェル・テナント・ニコルソンさんが言いました。
カルマの怪我がどのようにしてできたのかは分かりませんが、施設の中で暮らし始めたカルマはもう危険にさらされる心配はなくなりました。
その後、カルマは養育主さんの家で暮らし始めました。するとカルマは少しずつ警戒心を解いていき、徐々に人間との接し方が変わっていったのです。
「たくさんの時間と愛情で、カルマは次第に心を開いていきました。彼女はオモチャで遊ぶようになり、養育主さんと一緒に楽しい時間を過ごすようになりました。」
カルマは人間生活に慣れるために長い時間が必要だったため、自然と多くの人達と関わることになり、みんなの心をとりこにしていきました。
「施設のスタッフ達は次々とカルマに恋をしていきました。みんな彼女のことが大好きになり、彼女のために耳付きの帽子を編んできました。」
その帽子はカルマにピッタリで、本人もとっても気に入っているようでした。さらにその帽子はカルマの元に幸せな未来を運んで来てくれました。帽子を被ったカルマの愛らしい姿を見て、里親になりたいという人が施設を訪れたのです。
その後、新しい家へと引っ越したカルマは、すぐに新しい環境に溶け込んだそうです。
こうして耳を失ったカルマは、養育主さんやスタッフ達のおかげで人間のことを信頼し、新しい家族を見つけることができました。カルマは現在、優しい家族にいっぱい甘えながら、幸せな毎日を送っているそうです(*´ェ`*)
出典:humanesocietysv/thedodo