ある日、猫を飼っていた家で、妻を亡くしたばかりの男性が高齢のためこの世を去りました。警察官のホーリスさんが家に入った時には、長年二人と暮らしていた猫の『ジュリア』だけが取り残されていたのです。ジュリアはホーリスさんの姿を見ると、大きな声で助けを求めてきました。
ホーリスさんは可哀想なジュリアを抱きかかえ、落ち着かせました。そして、ジュリアを地元の保護施設へと連れて行ったのです。
「飼い主さんを失った猫が私達のところへ来た場合、施設で一時的に預かり、飼い主さんの家族や親戚が来るのを待ちます。もし誰も引き取りに来なければ、私達が責任を持って新しい里親さんを探すことになります」と保護施設のクリス・コリンズさんは言いました。
ジュリアも他の猫と同じように、家族や親戚が来るのを待ちました。しかし、1週間経っても誰も迎えに来なかったため、施設で里親さんを探すことになったのです。
ジュリアが家族や親戚を待っている間、ホーリスさんはジュリアのことが頭から離れませんでした。そして、里親募集が始まるとすぐに、ジュリアと会うために施設を訪れたのです。
ホーリスさんはその日、ジュリアを家族に迎えました。
実はホーリスさんはジュリアと会う前から、保護施設で猫を引き取ろうとを考えていました。そんな中、ジュリアと出会ったのです。
ホーリスさんはジュリアを見てすぐに「この子には愛情を注いでくれる家族が必要だ」と強く感じました。そこでホーリスさんは、もしジュリアに引き取り手が現れなかったら、家族に迎えようと決めていたのです。
ジュリアは長年一緒に暮らしてきた飼い主さんを失いましたが、ホーリスさんのおかげで再び愛を見つけることができました。これからは優しいホーリスさんの元で、たくさんの愛情を注がれながら、幸せな生活を送っていくことでしょう。
出典:facebook.com
This post was published on 2017/02/25