飼い主さんに先立たれ、心無い人達に捨てられた老猫。人の優しさに触れ、再び心を開く瞬間に胸が熱くなる (8枚)

2016年6月に救助された猫の『シナモン』は、17歳になるまで大好きな夫婦と共に暮らしていました。しかし、高齢だった夫婦は、数ヶ月の間に2人とも他界してしまったのです。その後、親戚に引き取られたシナモンは虐待を受け、最後には家から追い出されてしまったのです。

混乱していたシナモンは、ギリシャにある保護団体『SCARS』によって保護されました。その後、安全な保護施設に入ったシナモンでしたが、既に人間を信じられなくなっていたのです。

「私は今までの人生の中で、これほど人間を恐れる猫を見たことがありませんでした。シナモンはいつも怒っていて、混乱していて、とても孤独でした。私達が部屋に入ってきても、彼女は無視をし続けたのです」と保護団体のヴァリアさんは言いました。

シナモンはいつも部屋の隅に座って、不信と怒りの表情でヴァリアさん達を見てきました。また、食事にもほとんど口をつけなかったため、シナモンは急激に健康状態が悪化していったのです。

しかし、シナモンを心配するヴァリアさん達が数ヶ月世話を続けると、シナモンは少しずつ変わり始めました。

「シナモンは徐々に私達が隣に座ることを許してくれるようになりました。彼女は私達が怖い人間ではないと分かったのか、私達の目の前で食事を始め、部屋の中を歩き始めたのです。」

最初にシナモンが受け入れたのが、保護団体のスタッフの中で最も高齢のケイティさんでした。ケイティさんが朝ご飯を用意している時に、シナモンはケイティさんに身体を擦りつけてきたのです。

それ以降、シナモンはケイティさんに寄り添う時間が増えていきました。

そして、シナモンはケイティさん以外のスタッフにも心を開いていきました。

「12月28日、私はいつものようにシナモンの隣に座っていました。そして、袖で包んだ手で彼女を触ってみると、彼女は逃げなかったのです」とヴァリアさんは言いました。

「そして、私はシナモンが喉を鳴らす音を聞きました。」

「私は袖から手を出してシナモンを触った瞬間を忘れることができません。彼女の毛は、今まで触った中で一番ゴワゴワしていて元気がなかったのです。そんな彼女の毛を撫で続けていると、彼女はさらに喉を鳴らしてきました。私は彼女が喉を鳴らしているのがとても嬉しくて、涙が溢れてきました。」

シナモンが自分の殻から出て1ヶ月が経つ頃には、人間との間に築いていた壁はすっかり崩れていました。

現在、シナモンは毎朝ヴァリアさん達を迎えるために、ドアの前でいつも鳴いています。そして、ヴァリアさん達が部屋に入ってくると、嬉しそうに遊び始めるそうです。

こうして人間を信じられなくなっていたシナモンは、ヴァリアさん達の優しさで大きく変わりました。シナモンは辛い時期を乗り越え、再び幸せを手にすることができたのです。

シナモンは、あと2ヶ月ほどで18歳になります。シナモンがヴァリアさん達とどのくらい一緒にいられるかは分かりませんが、シナモンが最期を迎える瞬間まで、優しい人達に囲まれながら幸せな時間を過ごしていくことでしょう。

出典:youtube.com

This post was published on 2017/02/03