生まれる確率は100万匹に1匹!? 超希少なスコティッシュフォールドの「三毛猫のオス」が発見される! (5枚)

アメリカのテキサス州にあるセントラル・テキサス猫病院に子猫が連れてこられました。その子猫は三毛猫なのですが、なんと「三毛猫のオス」だったのです。54年間、この病院で獣医をしてきた男性も、三毛猫のオスに出会ったのは初めてだったそうです。

こちらが三毛猫のオスの『フランクくん』の写真です。

さらに、驚くことに「スコティッシュフォールド」の三毛猫のオスが生まれる確率は、なんと100万匹に1匹なのだそうです!

ちなみになぜ三毛猫のオスが希少かと言うと、ごくまれに起きる染色体異常でしか生まれないからです。

3万匹に1匹しか生まれないと言われている、とても珍しい三毛猫のオスですが、ノースカロライナ州にあるサザンパインズ動物保護施設でも、少し前に三毛猫のオスが保護されたそうです。こちらの写真がその三毛猫のオスです。

現在は里親さんのところで幸せに暮しているそうです♪

とても希少な三毛猫のオスですが、日本にはどのくらいいるのでしょうか? 正確な頭数は分かりませんが、日本の「飼い猫」の頭数で計算すると、13匹くらいになるそうです。

こちらの写真は、その中の一匹の『聖くん』です。


出典:ameblo.jp

ほぼ出会うことのできない三毛猫のオス。もし出会うことができたら、とっても良いことが起こりそうな予感がしますね!

三毛猫のオスが珍しい理由

猫も人間と同じで、メスの染色体はX染色体が2本あり「XX」で、オスはX染色体とY染色体が1本ずつある「XY」になります。ちなみに毛色の「白」は常染色体にのっているため染色体に関係なくオスでもメスでも持つことができますが、黒や茶にする有色の遺伝子はX染色体の上にしかのっていません。

つまりX染色体で毛色が決まるので、「XX」のメスは、Xが2つあり、黒黒、黒茶、茶茶になる可能性があるわけで、これに白が加われば2色あるいは三毛猫になり、「XY」のオスは、Xが1つだけで黒か茶のどちらか1色しか持たないので、白が加わっても最大2色にしかなりせん。
以上のことから三毛猫は必然的にメスということになるのです。

しかし、ごくまれに染色体異常で「XXY」という染色体を持ったオスが生まれることがあり、その確率はずっと低く、3万匹に1匹ぐらいと予測されています。
出典:tiki.ne.jp

出典:southernpinesanimalshelter.org

This post was published on 2016/06/05