野外で生まれ、多くの困難に直面していた子猫。その強い意志で全てを乗り越え、迎えてくれた猫達の優しさで幸せになる

前足に障がいを抱えていたキジトラ子猫が母猫に置き去りにされてしまい、僅かな食べ物で何とか命をつないでいました。

子猫は前足が左右に大きく開いていたため、まともに歩くことができませんでしたが、驚くべき意志の強さで生きるために闘っていました。そんな子猫の窮状を知った保護団体『シャトンズ・オルフランズ・モントリオール』が、子猫を受け入れることを決めました。

「母親がいない中、子猫は自力で食べ物を探そうとしていました。彼は頭を支えるのがやっとの状態でしたが、生きようとする意志は決して揺らぎませんでした」と保護団体のセリーヌさんが言いました。

『クルブ』と名付けられた生後5週間の子猫は、体重が僅か300gで本来の大きさの半分ほどしかありませんでした。「クルブはスイマー症候群を患っていて、前足が左右に広がっていました。」

「クルブは4本足で立つことはできませんが、後ろ足を使って体を押したり、体をくねらせたりしながら、出来る限り移動しようとしていました。」

クルブが養育主さんの家にやって来ると、すぐに室内生活を受け入れました。クルブは食事の際は必ず誰かに付き添って欲しいとせがんで、毎回たくさんのミルクを飲んで、徐々に元気を取り戻していきました。

「私達はクルブの前足を治すためにすぐに理学療法(運動や電気や温熱などの物理的手段を使って、基本的動作能力の回復や維持を目指す医療技術)を始めました。それによって筋肉がつき、前足の位置が矯正されて、体の状態を大幅に改善させることができます。」

クルブの体は小さいですが声は大きく、自分の意見をはっきりと伝えて、存在感をアピールすることにためらいがありませんでした。クルブは遊びを通して足を鍛え、たくさんの愛情と励ましを受けながら、徐々に前足をより効果的に使えるようになっていきました。

しかし、体重が100g増えたところでクルブはまた別の試練に直面しました。

その日、クルブの体温が急激に低下したため、救急動物病院に搬送されました。クルブは非常に状態が悪かったにもかかわらず、自分の人生を決して諦めませんでした。クルブは獣医さん達の治療を素直に受け入れて、全てのことを勇敢に受け止めました。

「クルブは真の戦士です。彼は24時間後についに容態が安定して、自力で食事ができるようになりました。」

そしてクルブは養育主さんの家に戻って、毎日の運動と遊びを再開させました。「クルブは仰向けで遊ぶことで前足を使うようになり、タオルで吊り上げながら移動させることで前足の使い方を学んでいきました。」

「クルブは少しずつコツを掴んでいって、初めて歩く姿を見た時は本当に感動しました。」

そんな中、クルブの元に数人の養育主さんが愛情とケアを届けにやって来ました。そして養育主さん達はクルブが他の猫達に寄り添いながら安心感や温もりを求める姿を目にして、クルブが他の猫達に深い愛情を持っていることを知りました。

クルブはオモチャやベッド、さらに毛布を猫の友達と喜んで共有して、友達と一緒に長い昼寝をしたり、友達の温もりや愛情に浸ったりしていました。

クルブは優しい人達のおかげで生き延びることができ、必要なケアを受けることができました。今では大好きな人達や猫の友達に囲まれながら、元気いっぱいに暮らしているのです。

こうしてその強い意志で命をつないだクルブは、どんな困難にも負けることなくここまで来ることができました。これからもクルブはみんなの力を借りながら、明るい未来に向かって歩み続けていくことでしょう。
出典:chatonsorphelinsmontreallovemeow

This post was published on 2026/08/10