ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』に、助けが必要な迷子の子猫達についての連絡が入りました。
「子猫達は夜遅くに私達の施設に運ばれてきました。子猫達は人工哺乳を必要としていましたが、施設内は保護された動物達でいっぱいになっていました」と保護施設のスタッフのトーア・ブイさんが言いました。
そこでトーアさんは運ばれてきた子猫達を自宅に連れて帰って、24時間体制の世話を始めました。「子猫達は少し元気が無く、全身が汚れていましたが、それ以外に問題はありませんでした。」
4匹の兄弟はそれぞれ『アウディ』『テスラ』『フェラーリ』『ベントレー』と名付けられました。子猫達は家に着くとすぐにご飯を食べて、お風呂で全身を綺麗にすると、暖かいベッドの中で眠りにつきました。
トーアさんの家には元々ハスキー犬の『リロ』が住んでいて、いつも子猫達が来るとすぐに子育てを手伝ってくれていました。リロは子猫達のことが大好きで、今までに多くの子猫達の世話をしてきました。リロは毎回興奮しながら子猫達を迎え入れているそうです。
「リロと出会った子猫達は、どうやらリロのことをお母さんだと思ったようで、真っ直ぐにリロの方へと向かって行きました。」
4匹の中で一番勇敢なアウディは、快適さと温かさを求めて、早速リロの身体を登り始めました。それ以来、アウディは多くの時間をリロのそばで過ごすようになって、いつもリロの後を追いかけるようになりました。
とっても子煩悩なリロは、子猫達が周りにいると最高の幸せを感じます。リロは子猫達の鳴き声を聞くたびに駆け寄って、子猫達の様子を確認しているそうです。
またリロは子猫達の食事中もそばにいて、じっと子猫達の様子を見守っています。そして食事の時間が終わると、子猫達の全身を徹底的に毛づくろいしてあげるそうです。
リロは困っている子猫達への大きな愛情を持っています。一方の子猫達も優しいリロのことが大好きで、毎日一緒に過ごしながら全身で幸せを感じているのです。
もし子猫達がハグを必要としている時は、リロはいつまでも子猫達にピッタリと寄り添い続けます。リロはとっても気配りができ、まるで我が子を育てるかのように、子猫達にたくさんの愛情を注ぎ続けているのです。
4匹の子猫達は硬く結ばれていて、決してお互いのそばから離れることはありません。「子猫達はいつも一緒に冒険に出かけています。ほとんどの場合、フェラーリが先頭を歩いています。」
こちらはアウディが体重測定をしている時の様子です。どうやらテスラも容器の中で遊びたかったようで、一緒に入ってきてしまいました♪
その後もトーアさんの元ですくすくと成長を続け、4週齢を迎えた子猫達は離乳食にチャレンジし始めました。「フェラーリとベントレーはすぐに離乳食を食べ始めましたが、テスラとアウディはそれが本当に食べ物なのかを疑っていました。ふたりが離乳食を食べ始めるまでには時間がかかりましたが、何とか無事に食べられるようになりました」とトーアさんが話してくれました。
こうして新しい生活を始めた子猫達は、たくさんの愛情の中で幸せな人生をスタートさせることができました。子猫達はいつも家の中で楽しそうに遊びながら、元気いっぱいの毎日を過ごしているそうです(*´ω`*)
This post was published on 2024/11/22