ニューメキシコ州にあるサザンニューメキシコ郡役所では、里親さんを必要としている保護猫達のために、役所の中に『キャット・ライブラリー』と呼ばれる猫の部屋を作りました。また、役所内で『猫委員会』が組織されて、そこに所属する職員達が毎日猫達の世話を行っているそうです。
「私の仕事の1つにキャット・ライブラリーの管理があります。キャット・ライブラリーは保護施設としての役割があり、つい先日も新しい子猫達がやって来ました」と猫委員会のルーシーさんが言いました。
「この子猫達は母猫と一緒にゴミ捨て場の近くで発見されました。猫の親子は地元の保護施設に運ばれましたが、母猫は病気のため数日後に亡くなってしまったそうです。その後、キャット・ライブラリーに空きがあったため、私達のところに子猫達がやって来ました。」
役所は2階建てで800人以上の職員が働いています。キャット・ライブラリーはフロントロビーの近くにあるのですが、その前を通り過ぎようとすると猫達の可愛い声が聞こえてくるため、素通りするのは不可能なのだそうです。また、目立つところにキャット・ライブラリーがあることで、猫達が里親さんと出会うチャンスが広がっているそうです。
「職員達は猫達を人間に慣れさせるために、休憩時間になると自分の机に猫を連れてきます。それは職員達の心を癒す時間にもなっています。キャット・ライブラリーが役所の中にあることは、猫達にとっても、職員達にとっても、非常に良いことなのです。」
キャット・ライブラリーはこの1年間で、100匹以上の猫の里親さんを見つけたそうです。
ちなみに猫委員会のルーシーさんも、このキャット・ライブラリーから猫を引き取った里親さんの一人です。
「ある日、役所を訪れた私の息子が、キャット・ライブラリーにいた1匹の猫に恋をしました。私は息子のために猫を引き取ると、ふたりは驚くほど仲良くなりました」とルーシーさんが嬉しそうに話してくれました。
キャット・ライブラリーは保護猫達にとっても、職員達にとっても、住人達にとっても素敵な取り組みになっています。これからも多くの猫達がキャット・ライブラリーから旅立って行って、たくさんの幸せを新しい家族の元に届け続けることでしょう(*´ω`*)
出典:Loocylooo/lovemeow
This post was published on 2024/08/11