ある日、セレッカ・バーグさんと彼女の夫が、家を必要としている迷子の子猫を受け入れました。子猫は少し前に建設現場に迷い込んできて、作業員に保護してもらうまで荒れた生活を送っていました。
夫婦は子猫に『グラビー』と名付けました。
「グラビーは親戚の友達が見つけました。私達がグラビーを迎えに行くまでの2日間、彼女はその人の家で暮らしていました」とセレッカさんが言いました。
その家には数匹のペットがいたため、内気なグラビーはとてもストレスを感じ、全てのことを怖がっていました。そのため親戚の友達はグラビーを引き取ってくれる人を探し始めました。
「私達がグラビーを迎えに行った時、彼女は非常に怖がっていました。私達は彼女を獣医さんのところに連れて行って、必要な治療やお腹の虫の駆除をしてもらいました。」
その後、自宅に戻った夫婦はグラビーのために静かな部屋を用意しました。グラビーはそこでゆっくりとした時間を過ごすと、家に来てから10分後には夫婦の身体に寄り添い始めました。
「グラビーは私達の気を引こうとして、私達のことを突っついて、擦り寄ってきました。彼女の愛らしい姿に私達の心は一瞬で溶けました。」
こうして路上で暮らしてきたグラビーは、まるで別猫へと生まれ変わりました。グラビーは部屋の中を自由に歩き回って、お気に入りのソファーの上でまったりとした時間を過ごすようになったのです。
グラビーが新しい環境を完全に受け入れた後、夫婦は先住猫の『ビスケット』を紹介しました。ふたりは最初お互いに戸惑っていましたが、1週間後にはすっかり親友になりました。
ビスケットはグラビーを自分のベッドに連れて行って、いつも毛づくろいをしてあげます。そんなビスケットの優しさに、グラビーはいつも幸せを感じているそうです。
「ふたりはいつもお互いに擦り寄って、一緒に家の中を駆け回っています。私達は寄り添うふたりの姿を見ながら、毎日幸せな気持ちに包まれています」とセレッカさんが嬉しそうに話してくれました。
そして現在。
グラビーの身体はすっかり大きくなりました。もちろん今も大好きなビスケットに寄り添いながら、幸せな毎日を送っているそうです。
こうして心を閉ざしていたグラビーは、保護先で大好きな里親さんと親友に出会うことができました。安全な家の中で幸せそうに家族に寄り添うグラビーの姿に、心がホッと温まりますね(*´ェ`*)
出典:Sellecca Berg/lovemeow
This post was published on 2024/08/08