ある日、カタールの通りをお腹を空かせた1匹の猫が彷徨い歩いていました。猫は非常に痩せ細っていて、全身の毛がひどく絡み合っていました。
「彼は他の猫達にいじめられていたようで、ずっと木の陰に隠れていました。彼は随分と長い間、路上で暮らしてきたようです」と保護団体『ハッピー・ホームズ・アニマル・レスキュー』のスタッフが言いました。
地元の優しい人達は猫にご飯を食べさせて、猫を救い出す方法を考え始めました。そんな中、地元で保護活動を行なっているヨランダさんがその話を聞いて、猫を保護して里親さんを探すことを申し出ました。
その後、保護された猫は『ブライアン』と名付けられました。ブライアンは路上から救ってくれたことに感謝しているようで、ヨランダさんが寄り添うと嬉しそうに喉を鳴らし始めました。
ヨランダさんはブライアンの絡まった毛を刈り取って、獣医さんのところに連れて行きました。
その後、ヨランダさんはブライアンが素敵な里親さんに出会えるように、アメリカのニュージャージー州のオールドブリッジにある保護団体『ハッピー・ホームズ・アニマル・レスキュー』に連絡をしました。
「私達は以前、他の猫を助けるためにヨランダさんと一緒に行動したことがありました。彼女はとても動物好きで、優しい女性です」と保護団体のスタッフが言いました。
長い間、満足にご飯を食べていなかったブライアンは、ヨランダさんの家でたくさんのご飯を食べて、日に日に体重を増やしていきました。
そして、ヨランダさんの看病で元気を取り戻したブライアンは、ワクチン接種と虫の駆除、さらに去勢手術を受けて、里親さんのところに行く準備を整えたのです。
ヨランダさんはブライアンを新しい家に送るために、アメリカへの飛行機を手配をしました。そしてついにブライアンは、アメリカへと旅立って行ったのです。
一方、保護団体のスタッフ達は空港でブライアンの到着を待っていました。そして無事にブライアンを受け取ると、新しい里親さんの家へと送り届けました。
ヨランダさんのおかげで人間のことを信頼するようになっていたブライアンは、新しい家にもすぐに慣れました。ブライアンはその日のうちに里親さんにすり寄って、嬉しそうに喉を鳴らし始めたそうです。
またブライアンは伝えたいことがたくさんあるようで、いつも愛らしい姿で里親さんに話しかけているそうです♪
こうして路上で暮らしていたブライアンは、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。辛い時期を乗り越えたブライアンは、これから先も大好きな里親さんにピッタリと寄り添いながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω｀*)
出典：happyhomesinc／lovemeow
This post was published on 2024/07/31