ある日、アメリカのフロリダの路上で猫と犬が発見されました。連絡を受けて現場に向かった保護施設のスタッフ達がふたりを保護しようとすると、猫を守るために犬が激しく吠え始めました。
実は猫は生まれた時から全ての足に障がいがあり、自由に動き回ることができませんでした。犬はそんな猫を必死に守ろうとしていたのです。
その後、スタッフ達によって無事に保護されたふたりは、『ルース(猫)』と『イジー(犬)』と名付けられました。ふたりとも栄養状態には全く問題が無かったため、最近までどこかの家で世話をされていたことが分かりました。
保護されたふたりは誰もが驚くほどの深い絆で結ばれていて、いつも一緒に過ごしています。イジーが新しいオモチャをもらった時は、ルースと一緒にそのオモチャで遊び始めるそうです。
州が管理する保護施設では犬と猫は収容場所が異なるため、本来ならふたりは別々のケージに入れられるはずでした。しかし、ふたりの話を聞いた保護団体『プロジェクト・ポーズ』が、ふたりが一緒に暮らせる場所を提供してくれたのです。
とっても仲良しなふたりは散歩をする時も一緒です。イジーが散歩に出かける時はいつもルースを車椅子で引っ張っているそうです。
驚くほどの強い絆で結ばれたふたりは、いつも一緒に行動し、決して離れることはないのです。
ルースとイジーの様子はこちら。
スタッフ達はふたりが保護される直前まで世話をされていたことから、以前の飼い主が誰かに見つけてもらえるように、わざと路上の目立つ場所に放置したのだろうと考えているそうです。
突然路上に放置され、自由に動くことのできなかったルースはどれだけ不安だったことでしょう…。そんな中、ルースを支え続け、守り続けたイジーの行動に心を打たれます。
イジーの身体はどこも悪いところがないため、自由に好きな場所に行くことができました。しかし、イジーは決してルースのそばから離れようとはしませんでした。イジーは自分の意志でルースと一緒にいることを選んでいるのです。
出典:Orlando Sentinel/lovemeow
This post was published on 2024/07/01