今から10年以上前のこと、リンダーマンさんが『ティガー』という名前の子猫を保護しました。そして、リンダーマンさんが父親にティガーを紹介すると、ふたりは完全に結ばれたのです。
「ティガーはお父さんが仕事に出かける前に、少なくとも30分間は抱っこされないと気が済みません」とリンダーマンさんが言いました。
リンダーマンさんの父親は毎朝8時頃に家を出るのですが、ティガーは7時30分までには父親の膝の上に座って、喉を鳴らし始めるそうです。「もし抱っこしてもらえないと、ティガーは一日中口を尖らせています。」
父親が昼食のために家に帰ってくると、さっそくティガーが嬉しそうに出迎えてくれます。そして、父親が椅子に座るとすぐに膝の上に飛び乗って、幸せそうに眠り始めるのです。
父親はたとえ急ぎの用事があっても、ティガーが目を覚ますまで動かずに待っているそうです。「お父さんは毎回、ティガーが身体の上で眠っているため、何もすることができないと言っています。」
リンダーマンさんがティガーを保護したのは、職場の駐車場のトラックの下でした。この時のティガーはとても幼く、まだ5週齢だったそうです。
リンダーマンさんはその日からティガーにミルクを飲ませて、一日中世話を続けました。また夜になると枕元にティガーのベッドを持ってきて、横になりながら見守り続けたそうです。「ティガーはとても寂しがり屋で、長い間放置されるのが嫌いでした。私はどこに行く時も彼を連れて行きました。」
しかし、それはリンダーマンさんが父親にティガーを紹介した時から変わり始めました。
「お父さんはいつも私の家を訪ねてくると、ティガーを連れて帰ろうとしました。そしてある時、お父さんの家で1ヶ月間ティガーを預かってもらうと、ふたりは完全に結ばれました。私がティガーを引き取りに行くと、ティガーは自分の猫だとお父さんが言ってきました。」
リンダーマンさんはふたりの幸せそうな姿を見て、ふたりを引き離すことができなくなってしまいました。「お父さんは動物好きで、いつも動物達に優しく接しています。お父さんはティガーのために、サンポーチの隣に猫用の大きな囲いを作りました。お父さんはティガーのことが大好きで、いつもティガーのことを甘やかしています。」
「お父さんは2年前に2週間ほど出張に出かけたことがありました。その時お父さんが出張から帰ってくると、1人でいるのが寂しかったようで、次は絶対にティガーと一緒に行くと言ってきました。どうやらお父さんはお母さんよりもティガーのことを一番に考えているようです。」
「きっとお父さんが仕事に行かなくてもよかったら、全ての時間をティガーと一緒に過ごしていることでしょう」とリンダーマンさんが話してくれました。
こうして幼い頃に保護されたティガーは、新しい家で最高の出会いを果たすことができました。きっとティガーはこれからもずっと朝の抱っこを要求しながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:flinderman76/lovemeow
This post was published on 2024/04/22