先週、中庭で見つかった猫の緊急救助要請を保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』が受け取りました。猫はお腹が非常に空いていたため、路上で人間の姿を発見するたびにご飯を求めていました。
猫は6日間近くその地域を彷徨い歩いていて、箱やゴミ箱の陰に避難しながら過ごしていました。「猫は寒さに震えていて、常に次の食事のことを心配していました」と保護施設のスタッフが言いました。
スタッフ達は猫を厳しい寒さの中から救い出すために、すぐに現場へと向かいました。
「猫の状態が悪化するのは時間の問題でした。私達は夜のうちに猫を保護することに決めました。」
午後10時頃に保護活動を始めたスタッフ達は、数時間後に無事に猫を保護すると、養育ボランティアさんの家に運びました。数時間前までは飢えと寒さに必死に耐えていた猫でしたが、優しい人達のおかげで、頭の上に屋根があり、暖かいベッドとたくさんの食べ物が置かれた場所で過ごし始めることができたのです。
『スターラ』と名付けられた猫は最初から人懐っこい性格で、人間との交流を強く望んでいました。そのため空腹だったにもかかわらず、目の前のご飯を無視して、養育主さんからの愛情を求めました。
その後、養育主さんに撫でられて安心したスターラは、ついにご飯を食べ始めました。スターラはご飯を少し食べるたびに養育主さんの方を向いて、養育主さんが近くにいることを何度も確認しました。
翌日、動物病院に行ったスターラは、ノミを取り除いてもらい、必要な治療を受けました。スターラは獣医さん達が自分を助けようとしていることが分かっているようで、素直に言うことを聞いて、決して騒いだりすることはありませんでした。
「スターラは優しくケアをされながら日に日に元気を取り戻し、1週間後には野外で暮らしていたことが信じられないほどになりました。彼女はご飯を食べることが大好きで、いつも人間のそばにいたいと思っています。」
スターラは撫でられるチャンスを決して逃さず、まるで影のように人間の後を追いかけています。そして抱きしめられると幸せを感じて、毎回温かい腕の中でとろけるのです。
また養育主さんがスターラを撫でると、いつも満足そうに足を伸ばして、両手で空気をこね始めました。そして自然とまぶたが重たくなっていって、リラックスしながら眠りに落ちていきました。
その後、スターラの話を偶然知った家族が、スターラの愛らしさに心を奪われました。家族はすぐに保護施設に連絡をして、スターラのことをいつまでも大切にすることを約束しました。
保護から僅か1週間ほどでスターラの生活は完全に変わりました。今のスターラは際限のない愛情で甘やかしてくれる家族の元で、幸せな時間を過ごしているのです。
「スターラは最高に可愛い猫です。私達が彼女と一緒に過ごした時間は非常に短いものでしたが、彼女がいなくなったことに寂しさを感じています。でもそれと同時に、彼女が素敵な家族と出会えたことに大きな喜びを感じています」と養育主さんが話してくれました。
スターラはこれからもたくさんの愛情を感じながら、暖かい家の中で幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:uptownfosters/lovemeow
This post was published on 2024/03/02