ある日、バレリアさんが自宅近くの公園を歩いていると、どこからか子猫の叫び声が聞こえてきました。気になったバレリアさんが辺りを見渡すと、草むらの中に子猫の姿を発見しました。独りぼっちになっていた子猫は、母親を探して一生懸命に鳴いていました。
そんな子猫の元にバレリアさんが近づこうとすると、逆に子猫の方から近づいてきて、バレリアさんの手にしっかりとしがみつきました。そして大きな音でゴロゴロと喉を鳴らし始めたのです。
その後、バレリアさんは子猫のことを見守りながら母猫の帰りを3時間ほど待ちました。しかし結局母猫が姿を現さなかったため、バレリアさんは子猫を自宅に連れて帰ることに決めました。
子猫は新しい家に向かっている最中もずっと、バレリアさんにしがみついていました。まだ幼かった子猫は、誰かがそばにいてくれることに大きな喜びを感じていました。
バレリアさんは保護した子猫に『パメラ』と名付けました。家に着いたばかりのパメラは新しい環境に戸惑って、あまり食べたり寝たりしなかったため、バレリアさんはとても心配になりました。
そんなバレリアさんを助けてくれたのが先住猫の『ディーダ』でした。ディーダは自分のベッドにパメラを連れて行くと、まるでお母さんのように子守りを始めたのです。
「パメラとディーダはいつも可愛い声で会話をしています。その姿はまるで親子のようで、とても幸せな気持ちになりました」とバレリアさんが嬉しそうに話してくれました。
ディーダのおかげでパメラは無事に新しい家に慣れることができました。すっかり心を開いたパメラは、いつもバレリアさんに寄り添いながら、幸せそうに喉をゴロゴロと鳴らし続けているそうです。
そして、保護から1年後。
あんなに小さかったパメラはすっかり美猫さんに成長しました! 身体が随分と大きくなったパメラですが、甘えん坊なところは全く変わっていません。今もバレリアさんに寄り添いながら、嬉しそうに喉を鳴らし続けているのです。
こうして公園でしがみついてきたパメラは、優しいバレリアさんとディーダのおかげで幸せな毎日を送れるようになりました。大好きなバレリアさんに寄り添うパメラの姿に自然と心が温まりますね(*´ω`*)
出典:Valeria Gyaurova/lovemeow
This post was published on 2023/10/22