路上で10年生きた後、柔らかいベッドでぐっすりと眠ることができた猫。家の中で子猫のように遊び始めた姿に心が温まる

ある日、保護施設『パピー・キティー・ニューヨークシティー』のミーガンさんが、病気を患ったグレーの猫についての連絡を受けました。

その後、ミーガンさん達が現場に到着すると、別の猫も救助を必要としていることが分かりました。その猫は茶白柄で耳が聞こえず、人間に対して少し友好的に見えました。

「彼は10年間野外で生きてきました。私達は彼が最期を迎える時まで、安全で快適な環境の中で過ごさせてあげたいと思いました」とミーガンさんが言いました。

ミーガンさん達は捕獲器を使って無事に茶白猫を保護して、自分達の保護施設へと連れて帰りました。

一方、連絡を受けて保護したグレーの猫は重い病気を患っていて、獣医さんやスタッフ達の最善の努力にかかわらず命をつなぐことができませんでした。グレーの猫と友達だった茶白猫は、たくさんのご飯と温かい愛情によって、少しずつ室内環境に順応していきました。

スタッフ達は茶白猫に『クリームシルク』と名付けました。クリームシルクは最初は少し臆病でしたが、お気に入りのオヤツを見つけると一気に変わり始めました。

クリームシルクはまるで明日が無いかのように全てのオヤツを食べて、お皿いっぱいのご飯を完食しました。するとクリームシルクは随分と安心したようで、自然と身体を撫でさせてくれるようになり、心の壁が日に日に崩れていったのです。

その後、クリームシルクが必要な治療を受けると、エネルギーが溢れ出してきて、遊び好きの性格が現れ始めました。

クリームシルクは毎回たくさんのご飯でお腹を満たし、スタッフ達に愛情いっぱいに撫でてもらえたことで、室内での生活が大好きになりました。

出典:puppykittynycity

そして、もうご飯や避難場所の心配をする必要が無いと分かった時、クリームシルクの好奇心が爆発しました。

ある日、クリームシルクが羽のついたオモチャをプレゼントされると、一瞬でそのオモチャが好きになり、その他の全てのオモチャに興味を持つようになりました。

クリームシルクはその後すぐにオモチャが収納されている『宝の山』を発見して、前足を使ってオモチャを取り出そうと試み始めました。

出典:puppykittynycity

クリームシルクは年齢を重ねた猫ですが、心の中はまだ子猫のままです。クリームシルクはいつも好奇心が溢れていて、助けてくれた人達全てに喜びと笑顔を届け続けているのです。

出典:puppykittynycity

クリームシルクは毎日エネルギー全開で心ゆくまで遊んでいます。そしていっぱい遊んで疲れると、柔らかい毛布が敷かれたベッドで丸くなって、何時間も幸せそうに眠り続けます。今のクリームシルクはスタッフ達や訪問者達との交流を全身で楽しんでいて、何の心配もすることなく毎日を過ごせることに大きな喜びを感じているのです。

「クリームシルクは長い路上での生活を終わらせ、贅沢なひと時を過ごしています。彼はソファーの上で眠ったり、オヤツやご飯を食べるのも好きです。彼はこれからもお気に入りのオモチャを追いかけながら、元気いっぱいの日々を過ごしていくことでしょう」とミーガンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして10年間路上で生き抜いてきたクリームシルクは、保護された瞬間に人生が大きく変わりました。今のクリームシルクは柔らかいベッドで眠って、子猫のように遊びながら、幸せいっぱいの毎日を送っているのです。
出典:puppykittynycitylovemeow

This post was published on 2023/04/14