数年前、ホリー・ブルックハウザーさんと彼女の家族が、保護施設で『リグビー』という名前のキジトラ猫に出会いました。家族は飼い猫の『キャノン』と友達になってくれる猫を探していたのですが、まさかリグビーが家にやって来る全ての保護猫達と仲良くなるとは思ってもいませんでした。
「リグビーを家族に迎えた1年後、私は保護猫達の養育ボランティアを始め、リグビーが子猫達の世話をしたいという強い願望を持っていることに気づきました」とホリーさんが言いました。
リグビーはその日、子猫達の養育部屋に足を踏み入れました。そしてすぐに子猫達の輪に入って、嬉しそうに寄り添い始めたのです。リグビーは子猫達の全身を毛づくろいして、一日中一緒の時間を過ごしました。
家にやって来る多くの子猫達が母親と離ればなれになっていたため、リグビーは自ら親の役割を引き受け、子猫達の要求に応えながら愛情いっぱいに毛づくろいをしました。特にリグビーは独りぼっちで保護された子猫と多くの時間を過ごし、子猫が昼寝をする時はいつも優しく抱きしめているそうです。
「母親のいない子猫達がやって来た時は、私が哺乳瓶でミルクを飲ませるのですが、その様子をリグビーはじっとそばで見守っています。どうやら子猫達もリグビーが一緒にいると、とても気持ちが落ち着くようです。」
リグビーは子猫達の気持ちが分かっているようで、一目で子猫達が何を必要としているのかを理解します。
またホリーさんが子猫達と一緒に母猫を連れて帰ってくると、リグビーは母猫に室内生活に必要なことを教えて、母猫が快適に過ごせるように必要なスペースを与えます。そして子猫達と一緒に遊んで、母猫が子育てを休憩するための時間を作ってあげているそうです。
またリグビーは年齢を重ねた保護猫のことも気に掛けています。そのおかげでホリーさんは、保護猫が別の猫を受け入れるかを確認することができるそうです。
ある日のこと、ホリーさんは保護されたばかりの母猫の『ミリー』と彼女の6匹の子猫達、そして母親のいない5匹の子猫達の世話をすることになりました。ミリーはとても優しいお母さんで、我が子以外の5匹の子猫達の世話も引き受けてくれました。
「私はミリーが5匹の子猫達を受け入れてくれたことにとても感謝しています。私とミリーは1つのチームになって、11匹の子猫達のご飯の世話をしています。」
そんな保護猫達の世話をリグビーが率先して手伝ってくれました。リグビーは毎朝養育部屋の前に座って、ドアが開くのを今か今かと待っています。そしてミリーが子育てを休憩したい時はすぐにリグビーが察知して、ベビーシッター役を引き受けてくれるそうです。
子猫達はみんな優しいリグビーのことが大好きで、いつもたくさんの愛情を受け取っています。子猫達はリグビーと一緒に過ごしながら、リグビーのシッポや耳で楽しそうに遊んでいるそうです。
子猫達はみんなリグビーと一緒に過ごせることに幸せを感じながら、安全な家の中ですくすくと成長を続けているのです。
これからもずっとリグビーは、家にやって来る子猫達にたくさんの愛情を注ぎ続けることでしょう。そして子猫達を立派に成長させて、幸せな未来へと導いていくことでしょう(*´ω`*)
出典:pawsofoz/lovemeow
This post was published on 2022/11/26