今月の初め、エイミーさんは近所の人から、「助けを必要としている子猫が置き去りにされている」という連絡を受けました。エイミーさんは以前子猫を救出したことがあり、その噂が近所の人達に広まっていました。連絡を受けたエイミーさんは、子猫を助けるためにすぐに手を差し伸べました。
エイミーさんは子猫を自宅に連れて帰ると『カート』と名づけて養育を始めました。「私は電気パッドでカートを温め、哺乳瓶でミルクを飲ませました」とエイミーさんが言いました。
その後、エイミーさんが町を離れなければならなくなった時、友人のメリッサさんが子猫を育てることを申し出ました。この時のメリッサさんはまだ、カートが自宅で驚くほどの歓迎を受けることになるとは思っていませんでした。
「私がカートを受け入れた時、彼の体重は僅か200gほどしかなく、まだ耳が立ち上がっていませんでした。彼はあまり元気がなく、誰かの助けを必要としていました。でも栄養豊富な子猫用のミルクを飲ませると、翌日には外見も行動も随分と良くなっていました」とメリッサさんが言いました。
メリッサさんの家には先住猫の『クイン』が住んでいるのですが、カートの気配に気づくとすぐに、カートに会いたがってソワソワし始めました。一方のカートは常に一緒にいることのできる仲間を熱望していました。
その後、メリッサさんがキャリー越しにカートにクインを紹介すると、クインは一瞬のうちにカートのことを受け入れました。「クインがカートの匂いを嗅ぐと、キャリーの周りをグルグルと回り始めました。そして最終的にクインはキャリーの前に座って、カートのことを守るような仕草を見せました。」
さらにクインはカートの姿をよく見られるように、前足でキャリーを回転させようとしました。「私がカートをキャリーの中から出すと、クインはカートの隣に座って愛情いっぱいに毛づくろいを始めました。そしてクインはカートにピッタリと寄り添いました。」
クインはカートを抱えながら丸くなりました。一方のカートは完全にクインに溶け込み、クインの腕の中で幸せそうに眠り始めました。
クインは母親に置き去りにされてしまったカートの世話を完全に引き継ぎました。クインは毛づくろいでカートの全身を清潔な状態に保ち、カートに危険がないかを常に見守るようになったのです。「クインはカートの姿が見えなくなると、すぐに部屋中を探し始めて、私に向かって鳴いてきます。」
カートの方も優しいお兄さんのことを心から慕っていて、いつもクインに寄り添いながらミルクを探しているそうです。
「ふたりは本当に素晴らしい絆を共有しています。ふたりは年齢も大きさも随分と異なりますが、一日のうちのほとんどの時間を一緒に過ごしています。カートはクインと一緒にいると安心し、クインはまるで保護者のようにカートのことを守っています。」
またクインはカートが自分から離れ過ぎないように、前足でカートを抱えていることがよくあるそうです。
「私は時々カートを寝床の箱から出して、部屋の中で自由に遊ばせています。そして私が再び部屋に戻って来ると、クインがカートを箱の中に運び込んで、優しく寝かしつけていることがあります」とメリッサさんが話してくれました。
こうして野外に置き去りにされてしまったカートは、メリッサさんの家で素敵な出会いを果たすことができました。カートはこれからもクインの温かい愛情を受け取りながら、安全な家の中で幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:mightymaxthesupercat/lovemeow
This post was published on 2022/08/28