先週、助けを必要としている2匹の子猫が地元の保護施設に運ばれてきました。子猫達は生後約4〜5週で、どちらも身体がグラグラと揺れていました。施設のスタッフ達は障がいのある猫を専門にしている保護施設『セービング・グレース・レスキュー』に連絡をしました。
セービング・グレース・レスキューの創設者のアンバー・ローズさんは、すぐに子猫達を引き取ることを伝えて、子猫達のために養育主さんを探し始めました。そして、養育ボランティアのオーランドさんとヘザーさんが子猫達を受け入れることを約束してくれました。
「私達は先週の水曜日に『ライリー(黒白猫)』と『バーリー(シャム猫)』を迎えに行きました。子猫達はすぐに養育部屋で落ち着き始めました」とオーランドさんが言いました。
子猫達は小脳形成不全のため神経に障がいがあり、身体を動かそうとするとグラグラと身体が揺れました。その症状は身体のバランスなどに影響を与えますが、幸いなことに進行性ではなく、痛みを引き起こすことはないそうです。
子猫達は1日も経たないうちにエネルギーが溢れ出して、食欲が増していきました。保護された直後はライリーよりも身体の揺れが大きかったバーリーですが、養育部屋で暮らし始めるとすぐにバランスの改善が見られました。
「バーリーはいつも冒険に出かけて、部屋中を探索しています。彼はライリーよりもグラグラとしていますが、決して歩みを止めることはありません。」
一方、牛柄のライリーはバーリーよりも小さな身体をしていますが、とっても大きな声を持っています。ライリーは何か要求がある時は、躊躇することなく大きな声で話しかけてくるそうです。
「ライリーは通常、バーリーが冒険先で新しいものを発見するのを待っていて、バーリーが何かで遊び始めると、自分もそこに参加します。そして、しばらくふたりで遊んで満足すると、いつも先に人間の膝の上で登って、ナデナデを楽しみ始めます。」
子猫達は食欲が旺盛で、毎回たくさんのご飯を食べてお腹を満たしています。さらに子猫達はちゃんとトレイも使えるようになり、新しいオモチャを見つけた時はいつも一緒に遊び方を考え出しています。また子猫達は団子状になってレスリングをしながら、猫のスキルに磨きをかけているのです。
子猫達は身体がグラグラしているため転倒することもよくありますが、すぐに立ち上がって、転んだことを気にすることなく再び歩き始めるそうです。
子猫達は養育部屋で過ごし始めてから僅か数日で、部屋の中を走り回れるようになりました。子猫達は常に自分達の人生を楽しんでいて、決して留まることはないのです。
「ライリーの体重は約450gで、バーリーは約550gです。子猫達はどちらもよく眠って、よく食べています。子猫達は生きる意志を強く持っていて、毎日確実に成長を続けています」とオーランドさんが話してくれました。
子猫達はいつも一緒に成長していて、常にお互いに愛情を注ぎ合っています。保護施設のスタッフ達は子猫達がずっと一緒に暮らせるように、ふたりをペアで迎えてくれる家族を見つけようと考えているそうです。
こうして母親のいない状態で見つかった子猫達は、優しい人達の力を借りて、安全な家の中で暮らし始めることができました。子猫達はこれからも障がいに負けることなく、幸せな毎日を歩み続けていくことでしょう。
出典:alealanicat/lovemeow
This post was published on 2022/05/16