保護子猫を家族に迎えた女性。その後、子猫の母親が6ヶ月間も保護施設に残されていることを知ると、再び施設へと戻る

ある日、妊娠中の猫の『クィーニー』が、地元の保護施設へと運ばれてきました。クィーニーは約2歳で、とても社交的な性格でした。

保護施設に着いてしばらくすると、クィーニーは8匹の子猫達を出産しました。クィーニーはとっても愛情深いお母さんで、すぐに子猫達の世話を始めて、全ての要求に応え始めました。

8匹の子猫達を育てるのは大変なことですが、クィーニーはたくさんの愛情を注ぎながら子育てを続け、子猫達の成長を温かく見守り続けました。

「愛情深いクィーニーはとってもフレンドリーな性格で、出会った全ての人を愛しています。そして彼女は子猫達にも、人を愛することを教えました。」

その後、8匹の子猫達が里子に出られるくらいに成長すると、子猫達は次々と生涯の家族の元へと旅立って行きました。そして最後にクィーニーだけが保護施設に残ったのです。

「クィーニーは健康的でポッチャリとした愛らしい子猫達を育てました。そして無事に子育てを終えた彼女は、今度は自分が赤ちゃんのように里親さんに甘える番を迎えました」と保護施設のスタッフがSNSに書きました。

子猫達が新しい家ですくすくと成長している間、クィーニーは生涯の家で過ごせることを期待しながら、里親さんとの出会いを待ち続けていました。「クィーニーの滞在期間はどんどん長くなっていきましたが、なかなか新しい里親さんが決まりませんでした。」

そして12月になると、クィーニーは保護施設で過ごし始めてから6ヶ月になりました。クィーニーは自然と保護施設にいる猫達の中で、一番長く滞在している猫になったのです。

次々とクィーニーのルームメイトが里親さんの家に向かう中、クィーニーだけはいつまでも新しい家を見つけることができませんでした。「クィーニーはとっても優しく人間好きの猫で、私達は彼女が生涯の家でクリスマスを迎えられることを強く望み、彼女のことをSNSに投稿したりしました。」

そんな中、クィーニーの子供の『ルナ』を家族に迎えたアリソン・クロウさんが、クィーニーのことについて書かれた投稿を目にしました。

アリソンさんはルナを引き取った4ヶ月後に、長年一緒に暮らしてきた愛猫の『ジョニー』を失っていました。「私はジョニーとお別れして以来、深い悲しみに暮れていました。そんな時、ルナと出会った施設のSNSを見て、ルナのお母さんがまだ里親さんを見つけられていないことを知りました」とアリソンさんが言いました。

アリソンさんはそのことに強く心を動かされ、自分がしなければならないことをすぐに理解しました。「ルナの兄弟が全員引き取られた後も、ずっとお母さんだけが残っていることを知った私は、これ以上を彼女をひとりにさせることはできないと強く感じました。」

そこでアリソンさんはクィーニーを迎え入れるために、再び保護施設へと足を運んだのです。

「クィーニーはルナが引き取られた4ヶ月後に、再びルナと再会しました。アリソンさんは猫の親子が一緒にクリスマスを祝えるように、クリスマスの前にクィーニーを迎えにきました。私達はアリソンさんがクィーニーを家族の一員として迎えてくれたことに心から感謝しています」と保護施設のスタッフが言いました。

こうしてクィーニーは保護から半年後に保護施設を後にしました。クィーニーは迎えにきてくれたアリソンさんに早速抱きついて、とっても幸せそうな姿を見せてくれたそうです。

現在、『ジュノー』に名前を変えたクィーニーは、ルナと先住犬の『リンカー』と一緒に幸せな毎日を送っています。またジュノーは一日の多くの時間をアリソンさんに寄り添ったり、ルナと一緒にウロウロしたりしながら、楽しい時間を過ごしているそうです。

「ジュノーは私達と一緒に穏やかな毎日を過ごしています。私は優しいジュノーのことが大好きで、甘えん坊な彼女にいつも恋しています」とアリソンさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして長い間保護施設で里親さんを待っていたジュノーは、アリソンさんのおかげでついに夢を実現させることができました。これからもジュノーは大切なルナにたくさんの愛情を注ぎながら、幸せに満ちた毎日を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:EvspcaAdoptableslovemeow

This post was published on 2021/12/20