先月のある朝のこと、のどかな田舎町に住む女性が、納屋の中で予想外の出来事に遭遇しました。女性が庭仕事をしようと納屋に入ると、中から動物の鳴き声が聞こえてきたのです。女性が声を頼りに納屋の中を探索すると、冷たいコンクリートの床に横たわっている生後10日ほどの子猫の姿を発見しました。
女性はすぐに近くからワラを持ってきて、子猫の周りに敷きました。そして母猫が戻って来るのを数時間待ちましたが、結局母猫が姿を現すことはありませんでした。子猫の体温が下がり始めたことに気づいた女性は、子猫を保護することに決めました。
女性は子猫を自宅に連れて帰って出来る限りのことをしましたが、子猫は食べることに苦労していました。このままでは子猫の命が危ないと感じた女性は、地元の保護団体『キャッツニップEtc』に連絡をしました。
「私達が子猫を受け取った時、彼女はとても空腹で、脱水症状とノミに苦しんでいました」と保護団体のミッシー・マクニールさんが言いました。
その後、『クリケット』と名づけられた子猫は、経験豊富な養育主さんのおかげで無事にミルクを飲むことができるようになりました。さらに厄介なノミを全て取り除くと、クリケットは随分と元気になり、とても満足そうな姿を見せてくれるようになったのです。
そしてその日の夜、クリケットはテディベアに寄り添いながら、快適な保温パッドのついたベッドで眠りに落ちました。
クリケットはそれから数日間、24時間体制で世話をされて、すっかり元気を取り戻しました。クリケットは毎回勢いよくミルクを飲んで、確実に体重を増やしていきました。
クリケットは常にたくさんの愛情を求めていて、一日中一緒にいてくれる友達を必要としていました。そのため養育主さんがいない時はずっと、テディベアにしがみつきながら眠っていたそうです。
「クリケットはテディベアが本当に好きです。彼女は保護された日からずっと、テディベアと一緒に過ごしています。彼女はテディベアのことを親友のように思っていて、テディベアと一緒にいる時はいつも幸せそうにしています。」
その後、クリケットがワクチン接種のために動物病院を訪れた時も、大好きなテディベアと一緒でした。クリケットは動物病院にいる間中ずっと、テディベアのことを抱きしめ続けていました。クリケットはテディベアがそばにいることに安心して、獣医さんの前でも緊張したり大声を出したりすることはありませんでした。
クリケットは現在、テディベアや養育主さんのおかげですくすくと成長していて、日に日にエネルギーが増してきています。「クリケットは間違いなく外交的になってきていて、いつも走り回りながら遊んでいます。さらに彼女は猫用のオモチャがどれほど楽しいかを理解しました。」
でもクリケットの身体がいくら大きくなっても、決して変わらないものがあります。
クリケットとテディベアは今も最高のコンビで、常に一緒に過ごしています。テディベアはクリケットの一番の親友で、それはどんなことがあっても変わることはないのです。
もう少しでクリケットは里子に出られるようになりますが、生涯の家に行く時もテディベアと一緒に引っ越すことが決まっているそうです(*´ω`*)
出典:catsnipetc/lovemeow
This post was published on 2020/11/23