ある日、農業を営むカイルさんと妻のクレアさんが、農場から聞こえてくる子猫の鳴き声に気づきました。夫婦が辺りを確認していると、1匹の幼い子猫が姿を現し、夫婦の方へと一直線に向かってきました。「子猫は私達のすぐ近くまで歩いてきて、私達の後をついてきました」とクレアさんが言いました。
夫婦は子猫の母親が帰ってくるのを少し離れた場所で見守ることにしました。その後、母親が姿を現しましたが、子育てには興味がないようでした。「母親は子猫にあまり関わりたくないようでした。」
夫婦は子猫のことが心配になり、子猫をその場に残していくことができませんでした。そこで夫婦が子猫の方へと戻ろうとすると、子猫の方から夫婦の元へと走ってきて、一緒に家に帰りたいと強く主張してきたのです。
『ミリー』と名づけられた子猫は夫婦の家で全身を綺麗にして、心ゆくまでミルクを飲みました。そして暖かい毛布で包んでもらうと、ミリーは新しい両親に寄り添って、満足そうに喉を鳴らし始めたのです。
ミリーはすぐに夫婦の心の奥深くへと入り込んでいきました。
すっかり夫婦のことが好きになったミリーは、初めて動物病院に行った時もカイルさんの帽子の中で幸せそうに眠っていたそうです。その後、獣医さんに診察してもらったミリーは、年齢が約3週齢で、あと数週間は哺乳瓶でミルクを与える必要があることが分かりました。
夫婦はミニーにミルクを飲ませるために、交代で世話を続けました。夫婦は24時間体制でミリーを看護して、2時間おきにミルクを飲ませました。
そんな優しい夫婦のおかげで、ミリーは一日中寂しさを感じることがありませんでした。
ミリーはいつも夫婦の腕や膝、首に寄り添ってきました。夫婦はミリーの愛らしい要求に、「ノー」と言うことができませんでした。
ミリーは先住犬の『サディー』や新入りの子犬の『ブーン』とも仲良くなりました。とても好奇心旺盛なミリーは、いつも犬の友達をもみくちゃにして、家の至るところで可愛いハプニングを巻き起こしました。
一方のサディーはミリーを自分の腕の中に招き入れて、まるでお母さんのようにミリーを見守り続けました。ミリーはサディーの大きなシッポや足と遊ぶのが大好きで、いつも元気いっぱいに飛びついているそうです。
そんなミリーの活発な性格は、いつも家族みんなを楽しませています。またミリーが大きく成長するにつれて、イタズラ好きの性格に拍車がかかっていったそうです♪
そしてミリーは生後9ヶ月を迎えました。ミリーは相変わらず好奇心が旺盛で、何か新しいものを見つけると、すぐに飛びついて遊び始めるそうです。
またミリーは家の至るところで大好きな夫婦の後を追っていて、夫婦が家事を始めると、すかさず『猫の手』を貸してくれるそうです♪
とても活発でチャレンジ精神が旺盛なミリーには、不可能なことはありません。ある日、ミリーが空になった水の容器を見つけた時は、全身を中に入れようと、容器の中で転がり続けていたそうです。
「ミリーは全てのことに夢中になります。そして私達はそんな彼女のことが大好きです。彼女が愛らしい姿で甘えてくるたびに、私達は彼女と出会えたことがどれほど幸運なことだったかを思い出します」とクレアさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして農場で保護されたミリーは、優しい夫婦の元で新しい人生を歩み始めました。ミリーはこれからもたくさんの愛情に囲まれながら、幸せいっぱいの時間を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:marvelousmiss_millicent/lovemeow
This post was published on 2020/08/06