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犬に襲われ、身篭った我が子を失った猫。独りぼっちの子犬を温かく迎え入れ、母親の愛情を注ぐ

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ある日、メキシコのプエルトペニャスコで猫の『ガートルード』が発見されました。ガートルードは犬に襲われ、大怪我を負っていたところを優しい家族に保護されて、野良犬の救助活動を行う保護団体『ボーダーズ』へと連れて来られました。

その後、動物病院に運ばれたガートルードは緊急手術を受けました。獣医さんはすぐにガートルードの妊娠に気づきましたが、悲しいことに犬に襲われた時に全ての赤ちゃんが命を落としてしまったそうです。

獣医さん達はあらゆる手を尽くし、ガートルードの命を救いました。無事に手術が終わり、日に日に回復していったガートルードでしたが、彼女の心には何かが欠けていました。

そして、手術から1週間後。母親のいない幼い子犬が動物病院に運ばれてくると、心の隙間を埋めるかのように、ガートルードが愛情を注ぎ始めたのです。

泣く猫出典:Compassion Without Borders

『クレメンタイン』と名づけられた子犬は、3匹の兄弟と共に迷子になっていました。保護された子犬達はみんな重い病気を患っていたため、すぐに治療が行われましたが、残念ながら3匹の兄弟は命を落とし、クレメンタインだけが生き残ったそうです。

独りぼっちになったクレメンタインは、母親の愛情と温もりを探していました。

そんな中、動物病院のマネージャーのクラウディアさんが、クレメンタインを抱えながらケージの方へと向かっていると、ガートルードが興味を示してきたのです。それはクラウディアさんにとって予想外のことでした。

保護された子犬出典:Compassion Without Borders

「ガートルードはケージの手前に来て、クレメンタインに話しかけてきました。さらに彼女は頭をケージに押しつけて、必死に迫ってきました」と保護団体の設立者のクリスティー・カンブラーさんが言いました。

ガートルードは母猫が子猫に話しかける時と同じように、クレメンタインに話しかけてきました。ガートルードの母親としての本能が、幼い赤ちゃんを求めていたのです。

クレメンタインには母親の愛情が必要だったため、獣医さん達はガートルードに紹介してみました。するとふたりは一瞬で結ばれて、ガートルードはまるで母親のように、クレメンタインの毛づくろいを始めたのです。一方のクレメンタインはガートルードに母親の愛情を感じたようで、ぴったりと寄り添い始めました。

ガートルードはクレメンタインを抱きしめながら、大きな音で喉を鳴らし始めました。ガートルードは子供を育てられる喜びを全身で感じていたのです。

子犬と猫出典:Compassion Without Borders

そして2週間後、ふたりは一緒に養育主さんの家に行きました。ふたりはいつも一緒に行動し、誰にも切り離すことはできないそうです。

ガートルードはクレメンタインをいつも綺麗にして、身体を温めてあげます。時々、イタズラ好きのクレメンタインに全身をもみくちゃにされることがありますが、ガートルードは全く気にならないようで、愛する我が子に無条件で愛情を注ぎ続けているそうです。

「私はふたりの絆の深さにいつも驚かされています。私は何年も動物達を救助してきましたが、こんなに強い結びつきを見たのは初めてでした」とクリスティーさんは話してくれました。

その後、クレメンタインが十分に成長すると、ふたりは同じ里親さんの元へと旅立って行きました。ふたりは今もお互いから離れることなく、幸せな毎日を送っているそうです。

こうしてガートルードとクレメンタインは保護先でお互いを見つけ、温かい愛を感じることができました。種族の違うふたりですが、永遠に離れることのない本当の親子になったのです。
出典:Compassion Without Borderslovemeow

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