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生まれた時からシッポが無かった子猫。下半身に障がいにも負けず、毎日を元気に生きる姿に胸が熱くなる

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ある日、自宅に帰ってきた家族が、玄関先にいる1匹の野良猫の姿を発見しました。猫はちょうどそのタイミングで出産の準備を始めたため、家族は猫を家の中へと連れて行き、安全に子育てができる場所を用意しました。

その後、無事に出産は終わりましたが、子猫達のうちの1匹にシッポが無いことが分かりました。その子猫は特別なケアを必要としていたため、家族は子猫が離乳をした後で保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』に助けを求めました。また家族は子猫の兄弟に里親さんを見つけて、無事に生涯の家へと送り出しました。

「私達の施設にやって来た子猫は背骨が変形していて、下半身に問題を抱えていました」と保護施設のステファニー・グランサムさんが言いました。

「子猫の後ろ足を強化することは、子猫のこれからの成長のためにとても重要なことでした。」

見上げる子猫出典:Sparkle Cat Rescue

『サンパー』と名付けられた子猫は、動物病院に通院しながら定期的にお風呂に入って、感染症を防ぐためのケアを続けました。また毎日しっかりと運動を続けたことで、後ろ足を使ってジャンプをすることもできるようになりました。

「私がサンパーを受け入れた時、彼は後ろ足をほとんど使おうとしませんでした。私はそれを改善するために、彼を小さな箱に入れて、自ら箱の外へとジャンプさせるようにしました。」

生まれた時から身体に障がいを抱えていたサンパーですが、いつも元気いっぱいに過ごしています。サンパーは高いところに登るのが好きで、いつも部屋中を跳び回ったり、レーザーポインターを追いかけたりしているそうです。

「サンパーはとても愛らしい子猫で、自分が他の子猫と違っているとは全く思っていません。」

シッポのない子猫出典:Sparkle Cat Rescue

そんなサンパーが一番好きなことは、人間の膝の上で眠ることです。「サンパーは常に誰かに寄り添っていたいと思っているようで、いつも私やこの家で暮らしている犬や猫のそばで過ごしています。」

ステファニーさんのおかげですっかりハグ好きになったサンパーは、誰かに抱っこしてもらうとすぐに喉のゴロゴロスイッチをオンにします。

「サンパーはとっても甘えん坊で、ひとりになるのが好きではありません。彼は寄り添うチャンスを見逃さず、いつも赤ちゃんのように甘えてきます。」

膝の上の子猫出典:Sparkle Cat Rescue

そんな中、ある家族がSNSでサンパーに出会い、一瞬で心を奪われました。家族の家にはシッポの無い猫が2匹いて、サンパーが何を必要としているかを正確に知っていました。

家族はサンパーを迎えるために申請書を保護施設に送りました。「私はその家族がどれだけ多くの時間を愛猫のために捧げてきたかを知って涙が出ました。そして私は彼らがサンパーにとって最高の家族だということを確信しました。」

8週齢になったサンパーは自分の人生を全力で生きています。サンパーはいつも楽しそうに遊び回って、柔らかいものをこねて、大きな音で喉を鳴らし、みんなに寄り添いながら幸せな時間を過ごしています。

「サンパーを迎える家族は、たくさんの愛情を彼に与える準備が整っています。私は彼らの元でサンパーがすくすくと成長していく姿を想像すると、興奮が止まらなくなってしまいます!」とステファニーさんが嬉しそうに話してくれました。

遊ぶ子猫出典:Sparkle Cat Rescue

ステファニーさんの保護施設では養育ボランティアの力も借りながら、今までに多くの猫や子猫を助けてきました。ステファニーさんはこれからも不幸な猫を減らし、幸せな猫を増やすために、出来る限りのことを続けていこうと考えているそうです。

見つめる子猫出典:Sparkle Cat Rescue

そんなステファニーさんの元で育ったサンパーも生涯の家へと旅立って行きます。サンパーはこれからも温かい愛情に包まれながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:Sparkle Cat Rescuelovemeow

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