ある日、ロシアのズラトウーストの町に住むセルゲイ・バラノフさんが、足が凍りついて動けなくなった野良猫の姿を発見しました。猫は猛烈な寒さから身を守るために車の下に身を隠そうとしたそうですが、悪天候で気温が-35度まで下がり、地面の氷が猫の足まで凍らせてしまったのです。
セルゲイさんが猫を見つけた時、猫の毛は凍りつき、ヒゲも霜で固まっていました。「すぐに猫を助けなければ」と思ったセルゲイさんは、妻のエレーナさんと一緒に救助活動を始めたのです。
セルゲイさんが猫を見守っている間に、エレーナさんが自宅でお湯を沸かし、バケツに入れて持ってきました。そして、足の周りの氷をお湯で溶かし、猫を助け出すことに成功したのです。エレーナさんはすぐに猫を毛布で包み、全身を温めてあげました。
猫の方はセルゲイさん達が自分を助けようとしていることが分かっていたようで、10分間の救助の間、一言も鳴かずにじっと大人しくしていたそうです。
猫の救出の様子はこちら。
猫を救出したセルゲイさん達は、すぐに動物病院へ車を走らせました。そして、獣医さんに足を処置してもらうと、その日のうちに歩けるようになったそうです。
幸いなことに猫が救出されてから3日後に、新しい里親さんが見つかりました。現在、すっかり元気を取り戻した猫は、暖かい家で元気に過ごしているそうです。
こちらは新しい里親さんと猫の様子です。
こうして足が凍りついた猫は、セルゲイさん達のおかげで無事に助け出されることができました。安全な家の中で過ごし始めた猫は、これからも幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
This post was published on 2020/01/25